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ある日の「京大医学部医学科」受験生のモモちゃんとの会話

ある日の「京大医学部医学科」受験生のモモちゃんとの会話 「モモちゃんはどうして研究医になりたいの」 「だって、臨床医だと一生に何人の患者を診れるのかな?」 「え?」 「研究医になって画期的な治療法を発見したら何億人と救えるじゃん」 「なるほど、モモちゃんらしい理屈だね」 「それに、ひとつ一つの病気の治療なんて面倒くさいよね」 「なに、何を考えているの?」 「要するに人を不老不死に出来たらいいんでしょう?」 「えーっ?そんなこと考えているの?」 「そう」 「不老不死の生物ならいるよね?」 「うっそ!生き物は必ず死ぬでしょう!」 「いや、ベニクラゲは不老不死らしい」 「そうなんですか?」 「老化が進むと、ある時に全ての細胞が初期化されて赤ちゃん状態になるって」 「でも、記憶は残るのかな?」 「え?」 「記憶が消滅したら別の生き物ってことで自分じゃないじゃん」 「そうだね」 「不老不死のクラゲ」として知られるベニクラゲに魅せられて40年以上になる。久保田信さん(69)は京都大学准教授を2018年に退官後、和歌山県内で「ベニクラゲ再生生物学体験研究所」を開き、所長を務める。そのメカニズムを解明

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言ってはいけない予備校業界の闇

言ってはいけない予備校業界の闇 「先生、今年“京大医学部医学科”に4人目の合格者が出ましたよね!奇跡だ!」 「モモちゃん、この世に奇跡なんて存在しないよ。当たり前の結果だね」 「うわ、えらっそうな言い方。でも、秘密があるなら知りたい!」 「だから、この世に秘密なんて・・」 「わかった。分かりました。秘密なんてこの世にありませんよね」 「そう。全ての結果には原因がある」 「わ、ガリレオの湯川先生のパクリですね」 「・・・」 「で、どういうことなんです?」 「京大の二次試験はほとんど英作文と和訳のみだろ」 「そうですね」 「客観テストと違うから、受験生は自分の答案が何点とれるか分からない」 「そうですね」 「学校の先生も、予備校や塾の先生もどんな答案が最高レベルの8割を取れるか知らない」 「え?そうなんですか?でも、私の英語の先生は京大卒ですよ」 「京大のボーダーは6割チョイ。合格者の平均点は毎年7割くらいだよ」 「そっか、それでは医学部医学科の8割狙いの子の指導はムリですね」 「そう。アメリカにいて英検1級の私も本当のところは分からなかった」 「そうなんですか?無責任!」 「本当に無責任

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「京大医学部4名合格講師」による受験対策講座(137)

「京大医学部4名合格講師」による受験対策講座(137) 小中生、10年で100万人減少 346自治体は30%減少 少子化の影響で、小中学校に通う児童生徒が大幅に減っている。 2020年は全国で約956万人と、10年より100万人近く減少。国の統計を基に、10年間で児童生徒が30%以上減った自治体数を共同通信が調べたところ、全国1892市区町村のうち346に上ることが判明した。特に郡部では過疎化も相まって学校の統廃合や休校が加速。小中学校は20年に2万9793校と、10年間で約3千校も減った。 40年以上前から日本が世界でも類を見ない「少子高齢化」社会になることは分かっていた。ところが、政府は何も手を打たずにいる。高齢者の票が欲しいので、若者から税金をどのように集めるかばかり考えてきた。 その結果、若者の給料から恐ろしいほどの天引きが行われるようになっている。これでは、子どもを産むどころか結婚さえ出来ないのは当たり前。 今回の安倍元首相の暗殺事件で韓国発の「統一教会」が日本の政治家と癒着していることがバレてしまった。日本の政治家は韓国や中国の“移民”の操り人形になって日本社会の弱体化に手

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「京大医学部4名合格講師」による受験対策講座(185)

「京大医学部4名合格講師」による受験対策講座(185) 日本を民主主義国だと主張する人たちがいるけれど、私は日本が民主主義国だと思ったことはない。ロシアのプーチン、中国の習近平、北朝鮮の金正恩は独裁者と言うが、日本の岸田首相と何が違うのだろう? 日本は私が物心ついた頃からずっと「自民党独裁」の国だった。今もそうだ。私たちは岸田首相を私たちのリーダーに選んだ覚えはない。二世、三世議員ばかりの殿様方が選んでいるだけだ。 「政治はともかく企業は民間で自由だ」 と寝ぼけたことを言う人もいるみたいだけれど、ロシアのオリガルヒ、中国や北朝鮮の国営企業と日本の大企業のどこが違うのだろう? オリンピックのユニフォーム販売に食い込みたかったら多額の賄賂をドンに渡すしかない。予備校関係もなぜかいつもベネッセが落札する。「共通テスト」も都立高校のスピーキングもベネッセ以外に食い込むことは出来ない。裏で文科省や教育委員会が金をもらってそうだ。 この国のどこに「民主主義的」な要素があるのか教えてほしい。 There are those who claim that Japan is a democracy, b

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「京大医学部4名合格講師」による受験対策講座(182)

「京大医学部4名合格講師」による受験対策講座(182) 私は大学を卒業して受験産業に飛び込んだのだけれど、想像以上のカオスの世界だった。いや、ペテン師たちの饗宴と言った方がいいかもしれない。それは、名古屋大学を落ちた講師が 「こうすれば名古屋大学は楽勝で合格!」 と叫んでいたからだ。英検2級の講師が、その事実を隠して英検準1級に合格している生徒を指導していたからだ。 予備校・塾業界以外で、こんなことが許されているのだろうか?許されるわけがない!草野球のコーチが巨人軍のコーチをするなんて絶対にできないわけですよ。ヘボ将棋のオッサンが藤井くんの師匠には絶対になれない。指導者は生徒より圧倒的に技量が上でなければ師匠と呼ばれる資格はない。 だから、塾講師の多くはペテン師に見えてしまったわけです。しかも、それで多額の報酬を受け取っている。高級外車を乗り回し、女子生徒に手を出している同僚もいて、まさにカオスだった。それもこれも生徒や保護者に事実を隠蔽してきたからだ。 私の言うことに嘘があるか大規模予備校や塾のホームページを見ればチェックできます。「ベテラン講師陣」とか「一流講師陣」と書いてあるでし

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「京大医学部4名合格講師」による受験対策講座(180)

「京大医学部4名合格講師」による受験対策講座(180) Risky to change.  Riskier not to change. (John Young) 日本は「寄らば大樹の陰」というリスクを取らない国です。予備校・塾といえば何も考えずに、河合塾・駿台・東進を選ぶのでしょう。家庭教師ならハイジのトライ。しかし、スティーブ・ジョブズが言うように「安全は最大の落とし穴」なのですよ。 当時無名だった私に京大医学科を受験する高校生の方が添削を依頼してきたのは9年前。ネットに「添削依頼を引き受けます」とアップしたばかりの頃でした。 「なんで、こんなに優秀な生徒が私のような無名の個人に依頼してきたのか?」 合格が決まった後で尋ねてみたことがあります。 「だって、高木先生は自分で受けて8割超えを実証して成績開示をアップしてあったじゃないですか」 とのことでした。彼が言うのは、大規模予備校の講師も京大の英語で8割を超えられる保証が無いとのことでした。 確かに、模試を勝ち抜いて受験会場に来た3000人のうち8割を超えられるのは1割もいないでしょう。そんな人が予備校や塾講師をしているなんて京都近

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「京大医学部4名合格講師」による受験対策講座(179)

「京大医学部4名合格講師」による受験対策講座(179) アメリカ労働統計局の雇用データによれば2022年4月の労働者の平均時給は約32ドル。折からの円安で換算するとなんと時給4250円が労働者の平均という水準です。  これは驚くべき数字です。 アメリカで労働者をひとり雇う予算があれば日本で4人の労働者を雇えてしまう。 昔はアジア諸国の賃金が安いから工場をアジア諸国に移転する企業が多かった。日本はアジアの中の先進国だから、アジア諸国を見下している人も多かった。 ところが、今は 「日本人は安い」 という見方が急速に広がっている。祖国が凋落していくのは本当に悲しいことだ。 こんな国になり果てたら優秀な中学生や高校生が「日本を脱出」したくなるのは当たり前の流れと言える。頭脳が流出していくのを黙って見ているしかない。日本の学校制度が整い始めてから(公務員になってから)教師の質は落ちる一方だ。 だから、受験産業が隆盛を誇り、中学生や高校生は学校に絶望する。日本に絶望する。教員採用試験の倍率が2倍なんて状態では、良い人材が集まるわけがない。塾講師や予備校講師の採用の方が競争がずっと激しい。 高木繁美

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