キョウダイセブン

無料テキスト

ある日の「京大医学部医学科」受験生のモモちゃんとの会話

ある日の「京大医学部医学科」受験生のモモちゃんとの会話 「モモちゃんはどうして研究医になりたいの」 「だって、臨床医だと一生に何人の患者を診れるのかな?」 「え?」 「研究医になって画期的な治療法を発見したら何億人と救えるじゃん」 「なるほど、モモちゃんらしい理屈だね」 「それに、ひとつ一つの病気の治療なんて面倒くさいよね」 「なに、何を考えているの?」 「要するに人を不老不死に出来たらいいんでしょう?」 「えーっ?そんなこと考えているの?」 「そう」 「不老不死の生物ならいるよね?」 「うっそ!生き物は必ず死ぬでしょう!」 「いや、ベニクラゲは不老不死らしい」 「そうなんですか?」 「老化が進むと、ある時に全ての細胞が初期化されて赤ちゃん状態になるって」 「でも、記憶は残るのかな?」 「え?」 「記憶が消滅したら別の生き物ってことで自分じゃないじゃん」 「そうだね」 「不老不死のクラゲ」として知られるベニクラゲに魅せられて40年以上になる。久保田信さん(69)は京都大学准教授を2018年に退官後、和歌山県内で「ベニクラゲ再生生物学体験研究所」を開き、所長を務める。そのメカニズムを解明

ある日の「京大医学部医学科」受験生のモモちゃんとの会話

キョウダイセブン

無料テキスト

「京大医学部4名合格講師」による受験対策講座(144)

「京大医学部4名合格講師」による受験対策講座(144) 私は名古屋の河合塾学園、コンピューター総合学園HAL、名古屋外国語専門学校など7つの予備校、塾、専門学校で14年間講師をさせてもらって気づいたことがある。 予備校ビジネスの大黒柱は授業料。塾生の方になるべく多くの授業を受けてもらい、お金を落としてほしい。模試や講習会も受けてほしい。 だから、本番より難しい「模擬テスト」で低い得点を示して生徒の方の危機感をあおり入塾を勧めたり、講習会に出席を勧める。このビジネスを成立させるために、模試を無料にしている塾も多い。 もちろん、入塾させてしまえばこちらのもの。無料テストの実施経費は授業料に上乗せして、しっかり回収する。これは、実質入塾しなかった模試の受験生の受験料を入塾させた生徒に支払わせているのだけれど、お気づきだろうか。 他にもタレントやアニメを使って大々的に宣伝を行うため、マスコミに支払う巨額経費も授業料に上乗せしている。この授業料の大部分は生徒の方の学力向上とは何の関係もない。 I have realized something in my 14 years of teaching

「京大医学部4名合格講師」による受験対策講座(144)

キョウダイセブン

無料テキスト

頭脳が流出してしまった後で

突出した才能の子に学習支援 授業中の苦痛や孤立解消 文科省 文部科学省 文部科学省は、数学や語学など特定分野で突出した才能を持つ児童生徒について、学校での学習支援に初めて乗り出す。 教室外で高度な教育を受けられるようにして、通常の授業では易し過ぎて苦痛を感じたり孤立したりする子の才能を伸ばす。2023年度予算概算要求に支援事業費を盛り込むことを検討している。 文科省はこれまで、才能ある子どもへの支援として「ジュニアドクター育成塾」などの事業を実施。人材発掘と育成に主眼を置き、週末に大学や企業で開催してきた。 一方、授業では「教科書の内容は全て理解しており、暇を持て余していた」「発言すると雰囲気を壊すので、分からないふりをしていた」「変わっている子扱いされる」といった経験をする子も多いという。教師の指導方針が合わず、不登校になるケースもある。そこで今回始める支援では、学校生活を送る上での困難を解決することを重視する。 以前からこのブログでずっと主張してきた“浮きこぼれ”問題に腰の重い文科省がやっと乗り出すようだ。しかし、その中身が問題。まだ、学校を関与させるつもりらしい。それは、文科省の

頭脳が流出してしまった後で