西暦2082年某月。少女たちは『火星』に到着した。
火星は人類の植民惑星だが、〈火星危険生命体〉と呼ばれる地球外生命との戦役が遂行されている地でもある。
最新鋭人型歩行兵器"マーズジャッカル"のパイロットとして降り立った彼女たちは、火星の過酷さに戸惑いつつも、火星開拓局の一員として凶暴な〈火星危険生命体〉との戦いに身を投じてゆく。
唸りを上げるレールガンの砲声。地を揺らす多脚戦車の足音。激痛に喘ぐ兵士たちの叫び声。死んでゆく少女達……。
火星に希望を持ってやってきた霜村美沙希は、絶望の戦場の中、何を見るのか。何を感じるのか。
動き出す究極の火星危険生命体"阿修羅"
人類最後の希望『鋼の光』とは?
仲間を失いながらも自分を闇の底から救ってくれた憧れの存在に近づくために、美沙希は戦い続ける。