キョウダイセブン

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日本文化の自己称賛はやめた方がいい。

日本文化の自己称賛はやめた方がいい。 私はアメリカに住んでいる時にとても楽だった。それは、言葉に嘘が無いからだ。私は 「日本人がすべて嘘つきだ」 と言っているのではない。文化の違いを感じたのだ。 皆さんは日本人の得意な「本音と建て前」の「建て前」を英訳すると何になるかご存じだろうか? lie(嘘)です。日本人は日々「本音と建て前」を使い分けて生きています。これは、欧米人の基準で言うと日常的に嘘をついていると受け取られます。 私が 「もう限界です」 と欧米人に言ったら直ちに 「では、休め」 と言ってくれます。 しかし、日本人の多くは 「もう少し頑張れ!」 と言います。本当は休ませてやりたいのだけど“みんな頑張っているから”という同調文化の中で、心にもないことを口にしてしまう。 同じことを欧米人に言ったら 「この人は自分を殺そうとしている」 と感じることでしょう。コーチなら即クビか、トラブルは必至だと思います。 欧米人は言葉が全てです。「限界」といったら限界なのだから、それ以上強要するのは人権無視だし自殺に追い込みかねないわけだから休息させるに決まっている。日本人は人権無視も、自殺に追い込

日本文化の自己称賛はやめた方がいい。

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父親は一筋縄ではいかない(5章、英語講師なのに数学Ⅲの勉強を始めた)

5章,英語講師なのに数学Ⅲの勉強をはじめた ところが、自分で塾を始めると 「明日は理科なのに、英語の授業ですか?」 と生徒から文句が出始めた。それで、英語、数学についで、理科、社会、国語の指導もせざるをえなくなった。 そのうち優秀な子が来ると、高田、東海、灘、ラサールなどの難関高校の数学の過去問にも手を出さざるを得なくなった。そして、ある日気がついた。 そういう優秀な子は 「高校に入っても指導をお願いできませんか?」 とリクエストが入り始めた。最初は、英語だけという約束だったのに中学生と同じで数学の質問も入り始めた。 それで、考えた。 「灘高の入試問題の数学が解ける私なら高校数学も大丈夫かな?」 と考えた。 「高校クラスも作りたいし、試してみる価値はあるかな」 と思って、近所の本屋さんに行って高校数学の参考書・問題集の棚を見た。なつかしい「オリジナル」が目に入った。四日市高校の悪夢が蘇った。 それで、恐る恐る手にとって中身をのぞいて見た。ひっくり返ってから25年以上が過ぎていた。まだトラウマがあり、手が震えた(笑)。しかし、驚いたことに、25年前の記憶が残っておりどんどん解けた。

父親は一筋縄ではいかない(5章、英語講師なのに数学Ⅲの勉強を始めた)