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「旧帝・国立大学医学部」受験対策講座(9)

「旧帝・国立大学医学部」受験対策講座(9) Labor gives birth to ideas. (Jim Rohn) 日本にも「下手な考え休みに似たり」というのがある。実力のない人、その道にくわしくない人がいくら考えても大したことは思いつかないので休んでいるのと同じようなもの、という意味です。 勉強にも同じことが言えます。落ちる子は「朝型が夜型よりいいらしい」「休み時間にチョコを食べるといいらしい」「A問題集はB問題集よりいいらしい」「P塾がS塾よりいいらしい」と限りなく“下手な考え”に熱中する。 そんな時間があったら数学の問題を1問解け! 他塾から移ってきた子に 「この問題をやってみて」 と言ったら、問題の横に解答を置いて読みだした。それは、入力というのであって出力とは違う。講師の解説を聞いたり、参考書の解説を読むのは「解く」とは言わない。 注意をしたら 「ボクの勉強方法を否定するのですね!前の塾ではこう教わりました!!」 と言う。面倒くさいので放置した。学園ドラマなら叱咤激励して間違いを修正してやるのだろうけど、現実はそんなに甘くない。修正しているうちにライバルは遥かかなたに進

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「旧帝・国立大学医学部」受験対策講座(3)

「旧帝・国立大学医学部」受験対策講座(3) Let us take warning from another's wound.  (St. Jerome) 受験に失敗する人には共通点があります。それは、探求心の欠如とでもいうもの。たとえば、旧帝や国立大学医学部の入試問題は年度による変動はありますが「ボーダーは65%。合格者の平均でも得点獲得率が7割程度」という事実があります。 それなのに、満点を取ろうとする人がいます。確実に落ちます。合格するためには数学が5問出題されたら「3問は確実に解き、1問は手をつける」のが正しい合格の仕方です。理Ⅲや京大医学部のトップ合格でも8割が限界であるように問題が作られています。 それを勘違いして「解かなくてもいい問題」ばかりにこだわる人が多い。確実に落ちます。そういう間違った作戦を立てて質問してくる生徒には 「もっと基本的な問題を確実に解けるようにした方がいい」 と思うのですが、どうしてもこだわる。難問を解くのが難関大に合格する鍵だと勘違いしているのです。 私が京大の成績開示を見せたら(英語8割、数学7割の正解率) 「講師のくせに英語は2割、数学は3割も

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「流血を厭う者は、流血を厭わぬ者に必ず征服される」(戦争論)

「流血を厭う者は,これを厭わぬ者によって,必ず征服される」(戦争論) カール・フォン・クラウゼヴィッツの言葉。戦後、日本は 「日米安全保障条約があれば、いざという時にアメリカが守ってくれる」 と、勘違いしたまま生きてきた。私も若い頃は勘違いしていた。 「戦争は第二次世界大戦が最後だった。だって、核戦争では勝者がいないんだもんね」 と信じる人が多かった。私も先週までは、そう信じていた。 しかし、今私たちが目にしているのは21世紀になっても他国の国境を戦車で踏み越えてゆく国が存在すること。市民の上にミサイルを撃ち込む国があること。 「邪魔をする奴は歴史上見たことがない悲惨な目に会う」 と恫喝する国が国連の常任理事国ということ。 結局、19世紀の天才軍人と呼ばれたカール・フォン・クラウゼヴィッツの見立てが正しかったのだろうか?流血を厭わぬロシアの思いのままに世界は進んでいくのだろうか?ウクライナがロシアの手に落ちたら、中国に 「これは、いける!」 と思わせてしまうのではないだろうか?間違ったメッセージを送ったツケは日本が後で払うことになる可能性がある。 普段 「日本国憲法を改悪するのを許すな

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学校に見捨てられた“落ちこぼれ“と、学校の授業が役立たないと知った“浮きこぼれ”の方はどうすべきか?(2)

学校に見捨てられた“落ちこぼれ”と、学校の授業が役立たないと知った“浮きこぼれ”の方はどうすべきか?(2) 難関大に合格したかったら、たとえば英単語6000語は必要になる。数学も2000題は解かないと身につかない。つまり、毎日単語は7語以上暗記。数学は大問2題はノルマだろう。他にも、理科や社会があるのだから、カラオケやデートなどしているヒマがあるはずがない。 親も、生命保険を解約したり田んぼを切り売りしたりして学費を用立てている人を実際に知っている。その期待に応えようと必死な生徒も知っている。「なんとかなるさぁ」タイプの子は、そんな何もかも勉強に賭けている子に勝てるわけがない。 それが、私が毎日見ている現実だ。 私のかつての上司が、ある時 「カスの生徒には、カスの先生をあてがえばいいんだよ!」 と言った。ヒドイですか?では、あなたならどうする?10人の先生を率いる塾長だと考えて下さい。高校生を指導できるような有能なベテランは2人しかいない。そして、上記のようなデータがある。 「いなべ」にある6教室にベテランを配属しますか?「桑名」には人数にして4倍くらいの四日市高校や桑名高校に合格でき

学校に見捨てられた“落ちこぼれ“と、学校の授業が役立たないと知った“浮きこぼれ”の方はどうすべきか?(2)