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新居 工

Writing

突然俺は、転生した。

キーンコーンカーンコーン… 終業のチャイムが教室内に響き渡る。 そう俺は高校生だ。 「凑、帰ろうぜ。」 そう声をかけてきたのは俺の数少ない友達の真吾だ。 「悪い、真吾。今日は予定がある。」 「そうか、なら明日だな。じゃあな。」 「おう。」 軽く手を挙げ応える。 ——その明日というのは永遠と来ないのだが…… 真吾と別れた帰り道のこと。俺は今日出る予定の新刊を手に入れるために本屋へ行く。 俺は予定通り本を買い、帰る途中、信じられないくらいの雨が降って来た。 「今日は晴れじゃなかったのかよ。天気予報も当たらないものだな。仕方ない走るか。」 目の前のブロック塀の曲がり角を曲がろうとした………… 「んっ。」 どこだここ。白っぽいような、黒っぽいような、はたまた色がないような空間に気づいたらいた。そしてテンプレ通り、お爺さんが、目の前で土下座をしていた。 「大変申し訳ない。」 「どうされたんですか。お名前は…」 「まず、儂の名前はアルエノールじゃ。一応地球とは別の次元の神をしておる。そこでの力が暴走してしまってのう。地球に大雨を降らせてしまったんじゃ。」 「たしかに、いきなり大雨が降ってきたことに