正義vs悪魔!?

Chapter 1 - プロローグor第一章

ケイ2023/03/27 07:50
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 コンコン、「おじいちゃん、来たよ」

・・・・・・「あぁ、入って良いぞ」

「じゃあ、遠慮なく」

私は部屋に入り座る。

「で、用件は?」

「相変わらず話が短いのぉ、それはさておき、本題といこうか」

その瞬間空気が変わったような気がした。

そして、祖父から話されたのは衝撃の内容だったのだ。

第一章 

 私、暁 弥衣あかつき やよい!小学5年生。好きなことは読書。あっ!でも、陰キャという訳ではない。私の場合、女の子のグループには入らずぼっちにもならず世渡りするのだ。ってな訳で、5年生の一年間を充実した毎日を過ごしていたのだった。

 ある日のこと、私は隣に住む祖父に呼ばれ祖父の家に来ていた。コンコン、「おじいちゃん、来たよ」

・・・・・・「あぁ、入って良いぞ」

「じゃあ、遠慮なく」

私は部屋に入り座る。そして、祖父が話し始めた。

「この世界、『アウローラアカツキ』には魔法が存在する。そして、魔法を悪用し、人々を苦しめる存在を悪魔と言う。悪魔を倒す存在、それが正義ヒーローだ。分かったか?」

『アウローラ』には魔法が存在して悪魔もいてそれを倒す正義ヒーローもいる。うんうん……って冗談じゃないよ!?!?!?

「お、おじいちゃん、嘘つくのは大概にしてよね」

「嘘ではない」

淡々と告げるおじいちゃん。

嘘・・・まさか本当に?でも、おじいちゃんが嘘を付く必要もないし、一度確認したし、本当に!?えっ……

「分かったか。そして、あかつき家には正義ヒーローの仕事をする役割がある。わし達も若い頃は悪魔をたくさん倒したものじゃ。」

「だが、わしも年をとったからのぉ。だから、孫であるお前を正義ヒーローとして人々を守ってもらおうと思ったんじゃ。」

弥衣やよい、頼めるか?」

おじいちゃんは、頭を下げてくる。おじいちゃん...

「おじいちゃん、本当に私でいいの?もし、良いのなら正義ヒーローの役割をやる。」

「本当か?絶対に、弥衣やよいじゃないとだめなんじゃ。急だったが引き受けてくれて助かる。」

 これが、おじいちゃんとの最後の会話だった・・・