正義vs悪魔!?


ケイ2022/12/05 08:07
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これは、ある少女が悪魔を倒すヒーローになる物語です。

正義vs悪魔!?


プロローグ

 コンコン、「おじいちゃん、来たよ」

・・・・・・「あぁ、入って良いぞ」

「じゃあ、遠慮なく」

私は部屋に入り座る。

「で、用件は?」

「相変わらず話が短いのぉ、それはさておき、本題といこうか」

その瞬間空気が変わったような気がした。

そして、祖父から話されたのは衝撃の内容だったのだ。

第一章 

 私、暁 弥衣あかつき やよい!小学5年生。好きなことは読書。あっ!でも、陰キャという訳ではない。私の場合、女の子のグループには入らずぼっちにもならず世渡りするのだ。ってな訳で、5年生の一年間を充実した毎日を過ごしていたのだった。

 ある日のこと、私は隣に住む祖父に呼ばれ祖父の家に来ていた。コンコン、「おじいちゃん、来たよ」

・・・・・・「あぁ、入って良いぞ」

「じゃあ、遠慮なく」

私は部屋に入り座る。そして、祖父が話し始めた。

「この世界、『アウローラアカツキ』には魔法が存在する。そして、魔法を悪用し、人々を苦しめる存在を悪魔と言う。悪魔を倒す存在、それが正義ヒーローだ。分かったか?」

『アウローラ』には魔法が存在して悪魔もいてそれを倒す正義ヒーローもいる。うんうん……って冗談じゃないよ!?!?!?

「お、おじいちゃん、嘘つくのは大概にしてよね」

「嘘ではない」

淡々と告げるおじいちゃん。

嘘・・・まさか本当に?でも、おじいちゃんが嘘を付く必要もないし、一度確認したし、本当に!?えっ……

「分かったか。そして、あかつき家には正義ヒーローの仕事をする役割がある。わし達も若い頃は悪魔をたくさん倒したものじゃ。」

「だが、わしも年をとったからのぉ。だから、孫であるお前を正義ヒーローとして人々を守ってもらおうと思ったんじゃ。」

弥衣やよい、頼めるか?」

おじいちゃんは、頭を下げてくる。おじいちゃん...

「おじいちゃん、本当に私でいいの?もし、良いのなら正義ヒーローの役割をやる。」

「本当か?絶対に、弥衣やよいじゃないとだめなんじゃ。急だったが引き受けてくれて助かる。」

 これが、おじいちゃんとの最後の会話だった・・・

第二章

 ある日の事だった。突然おじいちゃんが私の部屋に入って来た。

「おじいちゃん、私の部屋に入る時はノックしてよ」

私がそう言うと、おじいちゃんは、

「それどころではない、弥衣、今すぐこの中に入りなさい。」

おじいちゃんがふすまを開けると人が一人入れるくらいの隙間があった。

「おじいちゃん?なんで入らなければいけないの?」

「・・・悪魔が来た。だが、なぜこの家がわかったのかはさっぱり分からない。だから、危ないから弥衣は隠れていなさい。そして、もしもわしが死んだら・・・・・」

おじいちゃんは、ふすまを閉める。

「おじいちゃん、ねぇ、おじいちゃん、開けて!」

「本当にすまない」

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