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イナベより愛をこめて(12)「誰かのせい」で身の破滅

イナベより愛をこめて(12)「誰かのせい」で身の破滅 長年受験指導をしてきて受験で落ちる子に共通点があることに気づいた。それは、いつも責任転嫁をする相手をさがしていることだ。 「成績が上がらないのは先生の授業がヘタだから」 「試験に落ちたのはあの塾が悪いから」 「この参考書が分かりにくいのが駄目だった」 私が聞いた最もヒドイ言葉は 「親の遺伝子が悪いから私は頭が悪くなったんだ」 でした。貧乏だったから。悪い友達に誘われて。自分の部屋がなかった。 こういう子は、受験だけではなくて就職・結婚で失敗しても同じように責める相手をさがして人生を終わっていくのでしょうね。哀れです。 誰かを憎み、批判する人生は何も有益なものを生まない。やはり、イエス様の言われたように 「汝の隣人を愛せよ」 が、楽しい日々を送る秘訣でしょうね。 具体的には 1,できるだけ不愉快な思いをしような人を避ける 2,運悪く不愉快な思いをしてしまったら忘れる努力をする の2点が大切。 私の場合、収入が少しくらい落ちても躾の悪い子を避ける。具体的には厳しめの「塾測」を作って躾の悪い子に避けられる塾にしている。 それでも、モンスタ

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「旧帝・国立大学医学部」受験対策講座(9)

「旧帝・国立大学医学部」受験対策講座(9) Labor gives birth to ideas. (Jim Rohn) 日本にも「下手な考え休みに似たり」というのがある。実力のない人、その道にくわしくない人がいくら考えても大したことは思いつかないので休んでいるのと同じようなもの、という意味です。 勉強にも同じことが言えます。落ちる子は「朝型が夜型よりいいらしい」「休み時間にチョコを食べるといいらしい」「A問題集はB問題集よりいいらしい」「P塾がS塾よりいいらしい」と限りなく“下手な考え”に熱中する。 そんな時間があったら数学の問題を1問解け! 他塾から移ってきた子に 「この問題をやってみて」 と言ったら、問題の横に解答を置いて読みだした。それは、入力というのであって出力とは違う。講師の解説を聞いたり、参考書の解説を読むのは「解く」とは言わない。 注意をしたら 「ボクの勉強方法を否定するのですね!前の塾ではこう教わりました!!」 と言う。面倒くさいので放置した。学園ドラマなら叱咤激励して間違いを修正してやるのだろうけど、現実はそんなに甘くない。修正しているうちにライバルは遥かかなたに進

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「旧帝・国立大学医学部」受験対策講座(3)

「旧帝・国立大学医学部」受験対策講座(3) Let us take warning from another's wound.  (St. Jerome) 受験に失敗する人には共通点があります。それは、探求心の欠如とでもいうもの。たとえば、旧帝や国立大学医学部の入試問題は年度による変動はありますが「ボーダーは65%。合格者の平均でも得点獲得率が7割程度」という事実があります。 それなのに、満点を取ろうとする人がいます。確実に落ちます。合格するためには数学が5問出題されたら「3問は確実に解き、1問は手をつける」のが正しい合格の仕方です。理Ⅲや京大医学部のトップ合格でも8割が限界であるように問題が作られています。 それを勘違いして「解かなくてもいい問題」ばかりにこだわる人が多い。確実に落ちます。そういう間違った作戦を立てて質問してくる生徒には 「もっと基本的な問題を確実に解けるようにした方がいい」 と思うのですが、どうしてもこだわる。難問を解くのが難関大に合格する鍵だと勘違いしているのです。 私が京大の成績開示を見せたら(英語8割、数学7割の正解率) 「講師のくせに英語は2割、数学は3割も

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