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「旧帝・国立大学医学部」受験対策講座(9)

「旧帝・国立大学医学部」受験対策講座(9) Labor gives birth to ideas. (Jim Rohn) 日本にも「下手な考え休みに似たり」というのがある。実力のない人、その道にくわしくない人がいくら考えても大したことは思いつかないので休んでいるのと同じようなもの、という意味です。 勉強にも同じことが言えます。落ちる子は「朝型が夜型よりいいらしい」「休み時間にチョコを食べるといいらしい」「A問題集はB問題集よりいいらしい」「P塾がS塾よりいいらしい」と限りなく“下手な考え”に熱中する。 そんな時間があったら数学の問題を1問解け! 他塾から移ってきた子に 「この問題をやってみて」 と言ったら、問題の横に解答を置いて読みだした。それは、入力というのであって出力とは違う。講師の解説を聞いたり、参考書の解説を読むのは「解く」とは言わない。 注意をしたら 「ボクの勉強方法を否定するのですね!前の塾ではこう教わりました!!」 と言う。面倒くさいので放置した。学園ドラマなら叱咤激励して間違いを修正してやるのだろうけど、現実はそんなに甘くない。修正しているうちにライバルは遥かかなたに進

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イナベより愛をこめて(9)

イナベより愛をこめて(9) 不当な圧力には断じて「ノー」と言え 日本の文化の特徴として「和を以て貴しとなす」というのがある。現代の言葉で言うと、同調圧力がきわめて強いということ。制服に反対でも、ブラック校則に反対でも、ブラック部活に反対でも、「ノー」というと目立つので黙ってしまう。 私はクリスチャンなので仏式の葬式はしなかった。神社で行う寄付もしない。「組」も抜けた。その時々に、周囲から同調圧力があった。陰口も多い。しかし、私にとって組長とか自治会長という肩書は意味がない。きちんと自分の思いを伝えれば、「あの人はそういう人だ」と周囲の人も諦める。 日本も21世紀になり、中国や韓国に経済的に追いつかれ追い抜かれて自分の国に何かしらの欠陥があることに気が付き始めている。制服も自由化が進み、ブラック校則やブラック部活を廃止、自由化する波は止めようがないほどの流れになってきた。 昭和の時代に生きていた教師が引退する頃には、制服は消え、校則は大半が廃止され、部活は好きな人だけがやるという当たり前な姿に変化していることだろう。 憲法も改正され、軍事侵攻しようとする隣国に“遺憾砲”ではなく「ノー」と

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不思議の国、ジャパン(9) (パウロ・ボケ)

不思議の国、ジャパン(9) (パウロ・ボケ) 私たちアメリカ人は、イルカを殺す日本人や犬を食べる韓国人に違和感を持ちます。 「やっぱりアジア人は野蛮人だ!」 という印象を持つわけです。 その根源的な理由は 「イルカや犬は知能が高いから」 という動物観があります。これは、逆に言うと 「頭の悪い動物は殺しても構わない」 ということです。 それは経済活動にも表れています。日本人は経済格差が「けしからん!」と憤る人がいますが、アメリカはもっと格差が大きい。 世界一の経済大国である米国の状況を見ると、全世帯の富は成人一人当たり平均4,010万円で日本の1.6倍の富を所有している。階層別に見るとボトム50%が日本の0.4倍、ミドル40%が1.2倍、トップ10%が1.9倍、トップ1%が2.2倍となっており、日本に比べて貧富格差が大きいことが分かる。なお、米国のボトム50%の富は中国のそれをやや下回る。 ここでも 「頭の悪い人間が惨めな環境に置かれるのは構わない」 という生き物の法則を信じている人が多いことが分かります。だって、そういうアメリカが世界一豊かな国である現実があるから誰も私たちの価値観を否

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