陰陽ノ花〜現代陰陽師奇譚

Chapter 31 - 第ニ集③ 幼なじみ

神無月 花2022/11/23 12:28
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その日の夕方。大人達による宴会が始まった。


 紫苑「はー。やっと抜け出せた…。」
 

 「よ!」
 

 紫苑「あ!癒良。癒良も抜け出してきたの?」

 癒良「ああ。俺は酒飲めへんからな。」

 紫苑「宴会なんて私達(未成年)には関係ない行事だもんね~。ところで、癒良。」


 癒良「ん?どうしたん?」


 紫苑「何時も思うけど、癒良ってば何で久しぶりに会った時に抱き着いてくるの~?」

 癒良「俺かて…誰にでも抱き着く訳やないで....?」

 紫苑「え…?ん...?!んんん!やだっ!止めて!」

   癒良は紫苑に口づけをした。何度も。


 紫苑「止めてよっ!!癒良の馬鹿!!最低っ…!」


  紫苑は癒良が紫苑の事を離すと、森の中へ走り去って行った。 


癒良「馬鹿は紫苑の方やろ…」


  癒良は普通の声の大きさで呟いたが、宴会の喧騒がその声を掻き消した。