Chapter 31 - 第ニ集③ 幼なじみ
その日の夕方。大人達による宴会が始まった。
紫苑「はー。やっと抜け出せた…。」
「よ!」
紫苑「あ!癒良。癒良も抜け出してきたの?」
癒良「ああ。俺は酒飲めへんからな。」
紫苑「宴会なんて私達(未成年)には関係ない行事だもんね~。ところで、癒良。」
癒良「ん?どうしたん?」
紫苑「何時も思うけど、癒良ってば何で久しぶりに会った時に抱き着いてくるの~?」
癒良「俺かて…誰にでも抱き着く訳やないで....?」
紫苑「え…?ん...?!んんん!やだっ!止めて!」
癒良は紫苑に口づけをした。何度も。
紫苑「止めてよっ!!癒良の馬鹿!!最低っ…!」
紫苑は癒良が紫苑の事を離すと、森の中へ走り去って行った。
癒良「馬鹿は紫苑の方やろ…」
癒良は普通の声の大きさで呟いたが、宴会の喧騒がその声を掻き消した。