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一之瀬 隼人

FreeWriting

『持ってない男』

俺は『持ってない男』だ。 友人や恋人もいないし、家族も既に他界している。 定職にはついていないので金もない。 他人に誇れるような特技も人生に彩りをくれる趣味もありはしない。 そんな『持ってない男』である俺だが、最近仕事を始めた。 それは批判されそうな人物の代理をするという仕事だ。 今の世の中、現実で何かした人間がいればネットで非難しまくるくせに、リアルで誰かを批判すれば世間からの印象が悪くなる。 それが嫌がられるのは何故か? それは非難される人間達は『持っている』側の存在だからだ。 金やキャリア、名誉や実績、家族に恋人等、そういった『持っている』奴らは非難されることで、今まで積み上げてきたものにケチがついたり、関係者に迷惑がかかることを嫌う。 しかし、彼らにも何か意見を言わなくちゃいけないという時がある。 環境問題、政治的発言、自分の業界に関して等様々だ。 しかし先程述べたように何か目立つことすれば非難されることもあるだろう。 そこで『持ってない男』である俺の出番だ。 クレームや非難を受けるような場面で、矢面に立ったり、リアルでクレームを行わなきゃいけない時には形だけのリーダーになった