Chapter 5 - 反射的詩創作
こんなにも強く私達は繋がっています。
なのに不安なのです。
怖いのです。見えないのです。
カチリと消した電灯の下
白熱灯よりも熱いあなたの身体
冷たい闇の中でも温い温いあなたの頬を挟み、猫のように肌を擦り付けても心地良い感触の表皮の2mm下でがらんどうの景色が幻視する
ああどうしてなのでしょう?
どうしてなのでしょう?
甘い囁きのクリームで飾り立ててもペロリと舐められれば鉄臭い剥き出しの自分がそこにはあるのです。
あなたの囁きを嘘と言う名の味に変えて私は懲りずにそれを頬張る
舌を懸命に動かし、耳をまるでお上品な箸立てのようにして目はあなたという料理を載せる皿のよう
私はそれを俯瞰の視線で見るのです。
どうか嘘をついてください。
真実だとしても嘘だと思わせてください。
あなたの愛も言葉もその潤んでいく瞳のキラキラとした色彩も全て私に嘘だと思わせてください。
出なければ、それがあなたの心からの真実だとすれば私は劣等感と不安の渦に飲み込まれ、やがてあなたの手を離すでしょう。
そうするしかないのです。 それが私なのです。
だからどうかどうか、愛しいあなた
あなたがあなたの全てが虚言であることを死ぬまで私に信じさせてください。