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不思議の国、ニッポン

不思議の国、ニッポン 和田秀樹さんの「新・受験技法」は面白いし、佐藤ママさんの講演会も人が多く集まる。そういう本を読んだり、講演会に出向く人は東大・京大・国立大医学部をめざす生徒の保護者が多い。 日本は成文法のお国柄 「どんなことにも正しいやり方があるはずだ」 と盲目的に信じる人が多い。 しかし、受験指南書を読み、講演会に出かけると合格の確率が上がるのだろうか? 私の経験から判断すると 「勉強法の研究と合格の確率は相関関係がほとんどない」 合格するためには英語の語彙を増やし、数学の解法の定石を知る必要がある。勉強法を研究しても語彙も増えなければ定石を学ぶことも出来ないのだから、冷静に考えれば分かることだ。 私は4名の京大医学部合格者の指導をしたことがある。他にも、阪大医学部、名大医学部、慶応医学部などに合格した生徒を指導させてもらったこともある。例外なく、そういう優秀な生徒は成文法的なアプローチは採らない。判例法的なアプローチを採る。 学校のカリキュラムも無視して、定型的な方法など信じていない。とにかく問題に集中して合格してふり返ったら自分なりの勉強法が確立されていたという順番だ。 集

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