戦争、殺人の根源
戦争、殺人の根源 安倍元首相が暗殺されてしまった。戦争を止めないプーチンから弔電が届いたそうだ。どうして、人は人を殺し続けるのだろう?多くの人が平和を求めて研究し、論文を発表し、運動を繰り返し、組織を作る。 しかし、何千年経っても人殺しは止まらない。聖書にある最初の殺人者は「カインとアベル」の物語に書かれています。 エデンの園を追い出されたアダムとエバですが、その後この夫婦にはカインとアベルという2人の息子が生まれます。カインは農業を営む者になり、アベルは羊飼いになりました。あるとき2人は、それぞれ神にささげ物をしますが、カインが持っていった畑の作物というささげ物は神に受け入れられず、アベルが持っていった羊の初子は受け入れられました。 この箇所は、神が好むささげ物とそうではないささげ物があるというふうにも読めてしまいそうですが、聖書全体を読むと、神はいつでも人がささげ物をするときの心の在り方を問題にしています。悔い改めをすることなしに動物のささげ物を持ってくる民に向かっては、「わたしは、雄羊の全焼のささげ物や、肥えた家畜の脂肪に飽きた」(イザヤ1・11)と言っていますし、イエスは、貧し