
二月の勝者
二月の勝者【絶対合格の教室】柳楽優弥
実在する女子学院は服装自由、メイクして通う生徒も
劇中ではまるみが紗良に「二葉女子学院ですよね、その制服」と尋ねるシーンがあり、紗良は「今日は制服だけど別に着なくてもいいんだ。私服でもいいし自由なの。制服だけじゃなくて基本的に自由って雰囲気。一人一人が違う人間なわけだしそれが当然って感じ。人と違う方が面白いし、かっこいいじゃん」と答えている。 「紗良の服装とせりふから考えると、二葉女子学院は実在する御三家の雙葉と女子学院を足して2で割った学校として描かれています。自由な校風で知られる女子学院は化粧して通う生徒もいるほど。制服着用の義務はありませんが、好きな制服姿で通う生徒もいます。ですから劇中の紗良がバッチリメイクをしているのも決して不自然ではありません」(放送ライター)
私はここで「部活の外部委託」「クラスの撤廃」「制服廃止を含めた校則の全廃」が日本の学校を改善するために必要であることを書かせてもらっている。それは、別に私が独自に主張していることではなくて多くの学校では実践されていることだ。
関東の男子御三家というと、受験業界では有名な麻布は「鬼才」。開成は「秀才」。武蔵は「変人」。女子御三家というと、桜蔭・女子学院・雙葉。こういう学校だけでなく、関西の灘や洛南もすべて“自由な校風”で知られています。平たく言えば「やりたいことがやれる」んです。
ドラマのモデルになったと思われる女子学院を「制服着用の義務がない」「メイクをしている子もいる」と特筆していますが、私の教えていたアメリカのローガン中学校も私服でメイクも自由。いや、アメリカのほとんどの学校。いや、先進国のほとんどの学校は私服でメイクも自由です。
日本は優秀な生徒の集まる学校だけが“自由な気風”で才能を伸ばし、ほとんどの学校は制服、靴、カバン、下着、髪型、髪の色が強制で、クラブ活動も強制で、使用する問題集も強制。そして、生徒の才能の芽をつぶしている。これでは、格差が開くばかりです。
アメリカにGAFAが生まれ、日本には生まれない根本は教育ーつまり、学校にある。日本も優秀な生徒の集まる学校だけでなく、普通の学校でも「強制」は排除すべきです。そうしないと、日本は後進国への道をまっしぐらです。
私は大学1年生の時に英検2級を受けて落ちました。私は教育学部だから特別な英語の勉強をしていたわけではありません。30歳で英検1級に合格し、50代で京都大学の二次試験を受けて英語は8割超の正解率でした。つまり、独学です。塾生の子たちがリクエストするので、文系ですが数学Ⅲを独学して指導させてもらっています。
「どうやったんですか?」
と、よく尋ねられます。いろいろ書いてアマゾンの電子書籍で公開しています。秘密は何もありません。ただ、学校の「強制」が外れたことが大きかった。自分の好きなようにやれる独学が自分には一番合っていた。
成績が伸びていく子を見ていると、私と同類の子が多い。つまり、強制をひどく嫌うんですよ。だから、私の塾を気に入ってくれる。だから、9年連続で京大合格者が出続けるのです。強制することが、どれほど人の才能を伸ばすことに破壊的インパクトを与えることか。
でも、これは感性の問題なので分かる人には分かるけど、分からない人にはいくら説明しても分からないようだ。
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