「私のこと、愛してる?」
イスに縛りつけた男に、銃口を向けて聞いた。
「…ああ」
「ありがとう」
私は笑顔で引き金を引いた。
私はオトコを殺すのが好きだ。でもそれは比喩。ホントに殺したのは最初。
オトコを夢中にさせて、丸裸にして路上に放り出すのが好きなの。
一生困らないお金はもう貯まった。
ペットのオトコでも探そうかな?
私はカフェでスマフォをいじっていた。
「…すいません」
さえない大学生らしいオトコが声をかけてきた。
朝、ベッドで、その大学生を起こした。
「美容室と洋服を買いにいくわよ!」
一からペットのオトコを作ってみようと思った。
一か月後。まあ、だいたいいいかな?
こいつはマンションを与えておいて、趣味のオトコを殺すのをしたくなった。狩りね。
お金を持っていそうな、真面目なオトコを探す。
…なんか退屈。やっぱりホントに殺さなきゃダメかな?
私に夢中にさせて殺す。んー、想像しただけで興奮しちゃう!
…私って、異常かな?ナイフで手首を切る。
なんか、気持ちいい。
私、オトコを殺すんじゃなくて、自分を傷つけたいんだ。
それから、私のSMクラブ通いが始まった。
んー、気持ちいい!イジメられるの!
趣味が見つけられてよかった。