ぽよよん.2020/06/30 05:27
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超短編です

「私のこと、愛してる?」

 イスに縛りつけた男に、銃口を向けて聞いた。

「…ああ」

「ありがとう」

 私は笑顔で引き金を引いた。


 私はオトコを殺すのが好きだ。でもそれは比喩。ホントに殺したのは最初。

 オトコを夢中にさせて、丸裸にして路上に放り出すのが好きなの。


 一生困らないお金はもう貯まった。

 ペットのオトコでも探そうかな?


 私はカフェでスマフォをいじっていた。

「…すいません」

 さえない大学生らしいオトコが声をかけてきた。


 朝、ベッドで、その大学生を起こした。

「美容室と洋服を買いにいくわよ!」


 一からペットのオトコを作ってみようと思った。


 一か月後。まあ、だいたいいいかな?


 こいつはマンションを与えておいて、趣味のオトコを殺すのをしたくなった。狩りね。

 お金を持っていそうな、真面目なオトコを探す。


 …なんか退屈。やっぱりホントに殺さなきゃダメかな?


 私に夢中にさせて殺す。んー、想像しただけで興奮しちゃう!


 …私って、異常かな?ナイフで手首を切る。

 なんか、気持ちいい。

 私、オトコを殺すんじゃなくて、自分を傷つけたいんだ。


 それから、私のSMクラブ通いが始まった。


 んー、気持ちいい!イジメられるの!


 趣味が見つけられてよかった。

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