Chapter 4 - 雨の間
若葉が死んでから、3年経った今も、僕の心は、凍ったまま大学生となった。
あの日から、僕は、何をやっても何も感じなかった。
美しかった世界も今となっては、ただのモノクロ写真だった
僕からは、感情も消えたのだろう
「あーまーおーとーくんっ」
誰かが、後ろから抱きついてきた
振り返ると、同じゼミの星川 琴葉がいた
「今日も濡れて帰るの?」
「あぁ」
僕は、相変わらず雨の日には、濡れて帰っていた
自分でもなぜこんな事をしているのかと思う
「じゃあ、風邪ひかないようにね」
そう言って、星川はゼミ棟のある方向に走っていった
僕も帰ろう
足を踏み出し、歩きはじめた
「クシュン」
帰ってきてから、寒気がして、頭がボォっとしている
風邪を引いたのだろうか、とにかく今日は、早く寝よう
布団に入った僕は、すぐに眠ってしまっ
周りが明るい、もう朝なのか?
「ようこそ、雨の間へ!」
......................は?
「俺のことは、三雨(みう)とでも呼んでくれ」
声のする方向を見ると、仮面をつけた男子がいた
雰囲気などが、若葉に似ていると思った
「「月夜!?」」
紅葉と若葉がいた
「久しぶり~、元気にしてた?」
「まぁな」
二人は、あの時よりも女子っぽくなっていた
「ハイハイ、感動の再開は、そこまでにして。三人には、今からどの時間に行くか決めてもらうよ」
三人で?どの時間?三雨が言っていることの意味がよく分からなくて、紅葉達の方を見るが、二人もわからないらしい
「まだ、わからないの?君たちが、浴びた雨は、3つの雨だ」
3つの雨?なんで、今更降るんだ?
もっと早く降れば、若葉は...................死ななかったのに
「で、どの時間に行く?」