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三題噺「聖域」


螺旋階段もどき2023/04/11 09:32
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お題に沿ってクッソ適当に書いた小説です。 お題は「タオル」「聖域」「死刑執行人」。 Pixivでも出しました→https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=19671579

 人は聖域と聞くと、エデンだとか、神社だとか、そういう神が関わる領域――神域を想像するだろう。

 そして、そういう領域は神聖でなくてはならない。神聖であり、神域。それが聖域なのだから。

 当然、聖域に邪なものを侵入させてはならない。聖域が穢れてしまう。穢れることに対する対策は必須だ。

 「彼」は、そのためにいる。

 丁度いいところに、邪なものが聖域に足を踏み入れていた。

 それが何かはわからない。人かもしれないし、悪魔かもしれない。妖怪かもしれないし、UMAの線も捨てきれない。

 だが、「彼」はそんなことを気にせず、突っ走って、例えば金槌、例えば短剣、他にはクナイや鉄扇も、どこに隠し持っていたのかはわからないけど、とにかくありとあらゆる武器で、それを完膚なきまでに破壊した。

 肉片や血が辺りに散る。

 気付いた時には「彼」は消えてて、僕は後片付けのためにタオルや雑巾を何枚も駄目にしてしまった。

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