Chapter 26 - 第二集 本家の現当主
清秋「九尾...⁉︎」
紫苑の呪文により姿をあらわした白利をみた清秋が、驚きのあまり出した言葉がこれだった。
清秋(天狐や神格化された霊狐であれば、あの式が九尾なのはわかる。だが、あの白狐の瞳の色は神格化されていない神使のものだ...)
清秋が驚くのも無理もない。仏教の一部霊獣を除けば、神仏の眷属は白い毛(白い髪)と茶色や黒の目を持っている。
そして、神狐は白・黒・銀などの毛色(髪色)で目は空色や金色や銀色や緑、翠や琥珀色などの鮮やかな色なのだ。また、狐に関していえば尾の数は、神仏の使いの狐は一本。神格化された神使や神狐は二本以上。
つまり。
茶色の目を持ち、白い髪と九本の尾を持つ白利は、神使としても神狐としても異常な存在なのだ。