遅発性Ω

Chapter 2 - 世界観

枝浬菰2022/07/05 06:47
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■オメガバースとは 海外発祥の特殊設定。 海外の二次創作から生まれた設定で、公式の設定というものは存在せず、各々の解釈により形を変え続けている。


■特徴 オメガバースの一番の特徴は男女とは別に「α、β、Ω」の性別が存在することであり、性別が6種類に細分化されている。 Ωは男性でも妊娠することが可能である。


■人口の割合 β>α>Ωの順で、希少性が高い性別はΩ男である。


■αの特徴 有能で社会的地位が高い。 男性器の根本にノットと呼ばれるこぶしのようなものがついており、性交時に妊娠しやすいよう簡単に抜けない構造になっている。 さらに凶暴性も増すαもいる。 ※本作では上田様や国枝、臣が凶暴性を持っている。


■βの特徴は割愛します。


■Ωの特徴 男女共に妊娠可能、一定の周期で発情期が訪れ、ヒート期間中には特殊なフェロモンを発し、番と出会っていないα性を無自覚に誘惑してしまう。 本作では、強制抑制剤を使用することにより、一時的にヒート期間を制御できるようになっています。 直腸内に子宮を持ち、膣分泌液のような液体を分泌する。


■番の関係 αとΩ間のみで生まれる関係 番になれば社会的に様々な権利を得られるようになる。 番になるためには、発情期の性交時にαがΩのうなじを噛むことが必要。 番になったαとΩはお互いにしか発情しなくなる。 強烈に惹かれあう「運命の番」も存在する。


■検査について 10歳以降学校内で、強制的に判別する血液検査が行われる。 検査の内容はプライバシー保護の関係上、本人とその近親者のみに告知される。 学内ではイジメのきっかけになり得るため周りに性別を隠すことを許されているが、進学や就職の際に提出する公式書籍には必ず性別を記載しなければいけない。


遅発性ちはつせいΩ 10歳の時に検査結果にαやβと診断されたあと、稀に20歳を過ぎたころにΩになるケースがある。 だがαからΩに変化することはなく、なにか事情がない限りはΩになることはない。 他のΩと比べて、発情もフェロモンも強いと言われていて、番を作らないとその苦しみは周りを巻き込む形で酷いといわれている。 行為を行う際は首輪は必須になる。


■強制抑制剤 かなり高価なもので1か月分で数十万円すると噂されている。 服用することでかなりの効果があり、αの前でも正常でいられる。 1日1つ服用するだけで24時間は効果が継続する。 副作用は頭痛と急激な眠気。 体が動けないほどの重い症状が出る。 服用中に誘発剤を打たれると脳が刺激され、αの命令には逆らえず、痛くても我慢して耐えなければならない。 誘発剤の投与が1か月に数回行われると、痛みが快楽に変わってしまい、自分を見失いかける場合がある。 主に記憶喪失になる。誘発剤が抜ければ記憶が戻るがその間あった、行為は完全に忘れる。


■Country new Hotel 国枝一族が運営するホテルで各首都圏に点在している。 中でも東京のホテルは例のΩがいる場所で人気が高い。 国枝を通して予約になり、1か月に数名しか予約がとれない、かなり高額な値だが、αからΩに転換したと噂され、数年先まで予約が入っている。