突出した才能の子に学習支援 授業中の苦痛や孤立解消 文科省
文部科学省
文部科学省は、数学や語学など特定分野で突出した才能を持つ児童生徒について、学校での学習支援に初めて乗り出す。
教室外で高度な教育を受けられるようにして、通常の授業では易し過ぎて苦痛を感じたり孤立したりする子の才能を伸ばす。2023年度予算概算要求に支援事業費を盛り込むことを検討している。
文科省はこれまで、才能ある子どもへの支援として「ジュニアドクター育成塾」などの事業を実施。人材発掘と育成に主眼を置き、週末に大学や企業で開催してきた。
一方、授業では「教科書の内容は全て理解しており、暇を持て余していた」「発言すると雰囲気を壊すので、分からないふりをしていた」「変わっている子扱いされる」といった経験をする子も多いという。教師の指導方針が合わず、不登校になるケースもある。そこで今回始める支援では、学校生活を送る上での困難を解決することを重視する。
以前からこのブログでずっと主張してきた“浮きこぼれ”問題に腰の重い文科省がやっと乗り出すようだ。しかし、その中身が問題。まだ、学校を関与させるつもりらしい。それは、文科省の省益を守るために仕方ないのかもしれない。
しかし、ずっと主張させてもらったように唯一の解決法は「学校からの解放」以外にありえない。どんな制度を作っても学校の教師では人材不足なのだ。アメリカでのみGAFAのような新しい産業が興るのは学校教育の違いが大きい。
私の指導させてもらっていたアメリカの中学校では午後2時半になったら学校から誰もいなくなった。消灯で真っ暗。才能のある子は自分で勉強したり、自分で師と認める人を探しだす。
学校では「凡才が天才を指導する」構図は何も変わらないから、制度をいじっても無意味なのだ。私の塾には京大医学部医学科を受験するような、中学校なら断トツ1番の子が来てくれる。そういう子に対応するために私がしたことは
1,英検1級や通訳ガイドの国家試験に合格する
2,京都大学を実際に受けて8割超の正解率を実証する
など。そうしないと、優秀な生徒は「この先生はダメだ」とついていかない。
そういう現実を無視して、また勝手に作った制度に押し込めようとする。根本的に間違っているから、優秀な子の災難はまだ続く。
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