花が好きな君が好き

Chapter 2 - いつも通り

あおねこ2022/02/12 19:10
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 通いなれた通学路をいつも通り歩く。

わたしの横にはいつも通り見慣れた顔。

「今日は帰りにカフェ寄っていかない?あそこの新作いちごタルト、めちゃくちゃおいしそうだったんだよ~!」

楽しそうにふわふわと彼女の髪が弾む。

「いいよ。私も気になってたところだったから。」

「ほんと!?うれしい~!」

ふんふんと鼻歌を歌いながら私の横を歩く幼馴染の横顔を見て、自然と頬が緩んだ。


 幼馴染の雪見。私とは正反対の女の子だ。

誰からも好かれて交友関係も多い。

そんな雪見のことが私も大好きだった。


__みんなとは違った感情で。