Those who wish to destroy mankind.
Chapter 1 - 人類滅亡を望む者達
「うぅ・・・」
意識が戻ると、私は人類の絶滅を目論むカルト集団のリーダーになっていた。
「人間こそが、この世の全ての破壊の根元である!」という思想の下に集まった人間達。
私は、その集団の先頭に立って、平穏に暮らしている人間達を一人残らず消してゆかねばならない。
「人間が造り出したもの以外を破壊してはいけない。」
「他の動物や自然環境に悪影響を与えてはいけない。」
この集団が人類を滅亡させる活動に、そういう不可能とも思える制約がいくつか付いている。
それでも、人間を消し続けなければならない。
私が人類最後の一人になるまで・・・。
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※作品は作者の妄想、空想、想像上のフィクションであり、実在の人物や団体、場所、建物などとは一切関係ありません。
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