水谷一志2020/08/06 02:49
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「私」が告白する、その相手とは…!?

告白

今日、私は告白する。

「……愛してる」と。


私は彼と出会うまで、特に何かに熱を上げることなく、人生を送ってきた。

どこか、何に対しても冷めたような態度をとる自分がいた。

でも……、そんな私の人生は彼によって変わる。


彼との出会いは、突然だった。

それはたまたま私が図書館に行った時のこと。

私は特に本を探していたわけではないが、たまたまとある本を見つける。

その本は名前くらいは有名なので知っているが、内容に関しては全く知らない本。

私がその本の辺りを見ていると……。

 「本、好きなんですか?」

たまたま声をかけられる。


 その一言で、私はその本を読むようになった。

「最初は抵抗があるかもしれませんが、意外と面白いですよ。」

少し背の高いその人はとても優しそうな人。

そして私は本を借りて読み進める。

そのうち、その本の世界観にどっぷりはまっている自分がいた。

それは私の知らなかった物語。

 私はそれを楽しむと同時に、たまたま出会ったその人のことも頭をよぎり、

『彼について、もっと知りたい。』

……そんな二つの感情を持ってしまった。


それから、身長の高いその人とは何度か食事に行く仲になった。

私は昔から会話では聞き役になることが多いので、話題はいつも彼の話。

まあそうでなくても、私は自分の話はしなかったであろう。

なぜなら、私は彼のことをもっと知りたかったから。

 そして私は食事を終えて家に帰った後、また本の続きを読む。

すると不思議なことに、その瞬間彼とつながっているような気さえした。


 そして私はまたも食事に向かう。

見るからに穏やかで優しそうなその人は会話もとても上手だ。

私が相槌を打つだけで何も自分のことを話さなくても、その人は色々と話をしてくれる。

そして私は彼についてもっと詳しくなる。

……詳しくなり、もっと彼のことが好きになる。

これは、もっと深みにはまっていく、ということなのかもしれない。


 そして私は他の本も勧められる。

その本を私はどんどん読んでいく。

そしていろんなことを私は感じる。

 それらの感情は全て、大げさかもしれないが彼につながっているような気がした。


 しかしここで私の中に葛藤が生じる。

私が、『愛してる』と言ったら、びっくりするのではないだろうか?

何ならもう会ってもらえないかもしれない……。

それほど私は、今の私は自信がない。

 でも、そんな時に思い浮かぶのはあの人の笑顔。

本当に、優しそうな笑顔。

 ……そして、彼の生きざま全て。


さあ、準備は整った。

今日、私は告白する。

 そして私は【実家】に向かう。

……【私の両親】にはっきり言おう。

「私、【イエス様】を心から愛してる」

「私、【クリスチャン】になったの」


PS 図書館で勧誘されるとは思いませんでしたが。  (終)

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