青田堂
青田堂短篇賞詳細
青田堂短篇賞の詳細です。
櫻井音衣
今夜、私を殺してよ
今日もまたあなたを殺しそびれてしまった。 あなたを憎むほど愛してる。 だから一緒に逝きましょう。 犯した罪の重さを二人で背負って。
コツリス
フクロウカフェ
愛しの京子ちゃんとお近づきになるために、フクロウカフェに誘ったのだが……。
中田祐三
東京
今日も大都会で起こった有り触れたお話。
彼女はコーヒーを飲まなくなった
今日はあの店に行こうか?夏に事故を起こしてからしばらく行っていない店さ。 病院のカウンセリングが始まるまでにはまだ時間があるのだから…。
夕月 凪
身近之物語
技術、文明、環境――。それらは時代と共に移ろい行く。ならば、この現代の生活に沿った妖怪が新たに生まれても不思議ではない。 現代の時勢に潜んでいる、かもしれない創作妖怪の百鬼夜行が始まる。 ※この作品は「小説家になろう」等にも掲載しています。
Re:over
朽ちた恋
いつだって始まりは唐突で、無意識の中でコップへ水を注いでいたかのように、急な出来事であった。溢れんばかりの「好き」という感情が現れたのだ。それから半年経ち、私はその場面を目撃する。 無知でいたかった。でも、無残にも事実を突きつけられる。過去の出来事の辻褄が合っていく。これを踏まえて証明完了と言わないのは、ただの夢見る愚か者だ。 ちょっとした期待だって、初めは火薬の一粒に過ぎない。しかし、塵も積もれば山となる。そうして何かの拍子で爆発する。爆発は花火のように美しくて、一瞬だ。爆発の後には燃え切った火薬の匂いだけが残る。 虚無感は心を食い散らかして穴を開ける。切なさは首を締めて食事を困難にさせる。悲しさは気持ちを黒く染めて感情を塗り潰す。後悔は脳内を支配して全身の機能を停止させる。 自分が自分でいられなくなる。自分に対して辟易してしまう。いや、正確には自分の運命に。その辺に投棄できるものでもない。生まれた時から貼り付いている。それが運命というもの。 でも……。でも、私は抗おうと、抗えると、思ってしまった。前進に犠牲は付き物。進歩に伴う退化は宿命。もしもこの法則が崩れているのならば、ここは既
夏目有紗
煙
3000字にもわたる下北沢への熱い風評被害
水谷一志
告白
「私」が告白する、その相手とは…!?
空港のある街では、今日も泣きたくなるほどの青い空が広がっている
空港の滑走路が見える 川沿いの砂利道。 頭上では着陸寸前の飛行機が、 耳をつんざくような 轟音を響かせている。 私たちはいつもこの場所で 飛行機を見上げながら笑っていた。
雨を待つひと
雨の日 あなたの世界で私は 透明人間になる。
ゲスト
第一章第一節ハジマリ
恋の始まり、親友との日常、青春の一ページ。
宮間風蘭
「lily」
百合短編小説です。
天雨美姫
緑の電車
各作品のどこかに緑色の電車が登場する短編作品集。 読み手の感性が物語を確固たるものにすることを願う。
壱原優一
【短編集】妖怪女子、様様に暮らし
妖怪界と人間界が交流するようになった、現代めいた世界での妖怪女子たちの日常譚。 蛇女や雪女の日常を綴る。百合あり笑いあり、ほっこりしんみりする短編集。 不定期更新。時系列不同。 「雪女サマーパニック!」 蛇女のガラ代は暑さのあまり目を覚ました。 やむなく雪女の部屋に避難するが、そこのエアコンも壊れている。 雪女の姿はなく、湿った布団が残されているだけだった……。
【怪談】歯と猫と私【短編】
歯が痛い友人の話
白井慶太
短編漫画集「ハナクボ 4」 30ページ
ハナクボという街を舞台にした1話数ページのショート漫画です。 ほのぼのした日常の話や、不思議な非日常の話、どっちでもある話やどっちでもない話があります。 Kindleからはこちらと全く同じ内容の無料版。BOOTHからはコメント付きの有料版を出しています。
短編漫画集「ハナクボ 3」 31ページ
短編漫画集「ハナクボ 2」 30ページ
短編漫画集「ハナクボ 1」 162ページ