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イナベより愛をこめて(12)「誰かのせい」で身の破滅

イナベより愛をこめて(12)「誰かのせい」で身の破滅 長年受験指導をしてきて受験で落ちる子に共通点があることに気づいた。それは、いつも責任転嫁をする相手をさがしていることだ。 「成績が上がらないのは先生の授業がヘタだから」 「試験に落ちたのはあの塾が悪いから」 「この参考書が分かりにくいのが駄目だった」 私が聞いた最もヒドイ言葉は 「親の遺伝子が悪いから私は頭が悪くなったんだ」 でした。貧乏だったから。悪い友達に誘われて。自分の部屋がなかった。 こういう子は、受験だけではなくて就職・結婚で失敗しても同じように責める相手をさがして人生を終わっていくのでしょうね。哀れです。 誰かを憎み、批判する人生は何も有益なものを生まない。やはり、イエス様の言われたように 「汝の隣人を愛せよ」 が、楽しい日々を送る秘訣でしょうね。 具体的には 1,できるだけ不愉快な思いをしような人を避ける 2,運悪く不愉快な思いをしてしまったら忘れる努力をする の2点が大切。 私の場合、収入が少しくらい落ちても躾の悪い子を避ける。具体的には厳しめの「塾測」を作って躾の悪い子に避けられる塾にしている。 それでも、モンスタ

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イナベより愛をこめて(13)「凡人は画一化された中に安らぎを見出す」

イナベより愛をこめて(13)「凡人は画一化された中に安らぎを見出す」 フレデリック・タイレンは言った。 「凡人は画一化された中に安らぎを見出す」 自分が中学生・高校生の頃にどういう生活を送っていたか思い出してほしい。全員、同じ服装、同じ靴、同じ鞄、同じ髪型、同じ参考書と問題集、同じテスト、同じ宿題・・・・。 私はアメリカの中学校で教えていたからよく分かる。これは、異常な状態です。アメリカの中学生は私服だし、好きな鞄が使えるし、髪型はカールやバーマ、化粧も自由。宿題はあっても、午後二時半には学校は消灯されてあとは自由。部活が強制の日本とは異なります。 こうして、究極の画一化された大人の社会ができあがり世界でも稀な同調圧力が強い社会になり果てています。ここで考えてもらいたい。アマゾンやアップルを創業した人たちは凡人だったでしょうか?調べれば分かりますが、少し変わった子供時代を送っています。それを許容する柔軟性をアメリカ社会は持っています。 日本でも、歴史に残る織田信長などは子供の頃は「尾張の大うつけ」と呼ばれていました。戦国時代だから、何でもありでした。そういう自由な雰囲気が社会の変革・進

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