守る愛
「愛してる」 何度も同じ言葉を聞かせれ 何度も裏切られてきた 「愛してる」 なんてそんな言葉はもう信じない 「愛してる」 それはただの飾り 一度でも体を許せば そんな言葉は消え失せ 使い捨ての玩具のように 簡単に捨てられる だから… 「愛してる」 なんて言葉は一時の時間を作る為だけの偽りの言葉 もう聞きたくないと もう信じないと そう心に決めて私も偽りの言葉を囁いた 「愛してる」 優しく耳元で囁けば それはお金で返ってくる なんて容易い言葉 なんて都合の良い言葉 もう信じないと もう愛を感じる事なんて無理だと思ってた そのはず… そのはずだった それなのに… 「愛してる」 また言われた言葉 またいつもの事か… そう思っていた それなのに あの人の言葉を信じてしまえる程に 私の心は徐々に愛で満たされていった 愛した事が無い 愛された事が無い だから自分の気持ちに気づかなかった 魂が囁く… 「真実の愛」 だと… あの人が何度も何度も言ってくれた 「愛してる」 の言葉 今は… もう聞く事も見る事も出来ない それでも初めて愛した大切な人大切な言葉 どんなに苦しくても哀しくても 心の奥底にある愛
