キョウダイセブン

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日本に「政商」は要らない。癒着は人材を腐らせる。

日本に「政商」は要らない。癒着は人材を腐らせる。 本番に一番近い模試は、河合の「京大オープン」か駿台の「京大実戦」。関西の進学校の生徒はこの二つのどちらかか両方を受ける。全国的に受験生の多くが受ける「進研模試」は受けない。 なぜなら、進研模試の受験を強制される学校が多い。つまり、受験しない子たちも受けるため平均値が河合や駿台の模試より低くなってしまうので上位層には意味がない。お金と、時間と、エネルギーの浪費。賢い子が一番嫌がることだ。 都立高入試英語スピーキングテスト、民間試験GTECとそっくり 都教委は「似ていても違う」 東京都庁(東京都新宿区) 今年11月27日に初めて実施される東京都立高校入試の英語のスピーキングテスト「ESAT-J」。3回のプレテストを見た教員らから、ベネッセコーポレーション(岡山市)が行う英語テストGTECのうち、中学2、3年レベルのGTEC-Coreと「酷似している」、「GTECを受けて準備する子が有利になる」との指摘があがっています。 ESAT-Jの事業主体は東京都教育委員会で、ベネッセと「共同実施」する形。都の主体性はどこにあるのか、入試の公平性は保てる

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イナベより愛をこめて(13)「凡人は画一化された中に安らぎを見出す」

イナベより愛をこめて(13)「凡人は画一化された中に安らぎを見出す」 フレデリック・タイレンは言った。 「凡人は画一化された中に安らぎを見出す」 自分が中学生・高校生の頃にどういう生活を送っていたか思い出してほしい。全員、同じ服装、同じ靴、同じ鞄、同じ髪型、同じ参考書と問題集、同じテスト、同じ宿題・・・・。 私はアメリカの中学校で教えていたからよく分かる。これは、異常な状態です。アメリカの中学生は私服だし、好きな鞄が使えるし、髪型はカールやバーマ、化粧も自由。宿題はあっても、午後二時半には学校は消灯されてあとは自由。部活が強制の日本とは異なります。 こうして、究極の画一化された大人の社会ができあがり世界でも稀な同調圧力が強い社会になり果てています。ここで考えてもらいたい。アマゾンやアップルを創業した人たちは凡人だったでしょうか?調べれば分かりますが、少し変わった子供時代を送っています。それを許容する柔軟性をアメリカ社会は持っています。 日本でも、歴史に残る織田信長などは子供の頃は「尾張の大うつけ」と呼ばれていました。戦国時代だから、何でもありでした。そういう自由な雰囲気が社会の変革・進

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因幡の白兎

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今日は友でも明日には敵

俺は幼少期に児童養護施設にいた。 表の顔は障がいの子供を世話をする施設だが、裏では多額の金で親から子供を買い取り、核兵器に変わる抑止力となる生物兵器……ウイルスの開発をしていた実験場。いわば、そこに入居した子供たちは、親から棄てられたあげく、新兵器となるウイルス開発の人体実験用のモルモットだったというわけだ。 はぁぁ……。 俺がまだ施設にいたとき、毎日友達が殺され……地面に埋められた。 衣食住は保証されているが、明日は自分が死ぬかもしれないと怯えて過ごす毎日。しかし、そんな恐怖も先に殺される友達を見ている内に、俺も早く死んで、死後の世界でもう1度友達と遊びたいと思い始めた。 俺も開発段階のウイルスが投与され、何て表現すればいいのか分からない苦痛に全身を支配されたが、これで俺も友達の所に逝けると思うと嬉しかったが……俺は先に殺された友達のように死ねなかった。 ウイルスを投与され意識を失い……目覚めた日の事は忘れもしない。 ウイルスの影響か背丈が成長した自分の姿。殺されて埋められたはずの友達に襲われ、涙ながらに……殺してと頼まれたこと……掴んだ頭から伝わってきた首の骨が折れる感触……ぜんぶ……憶えている。 化物を殺す度に……最期に振り絞る言葉には……毎回胸が引き裂かれそうになる。 開発段階でも人を苦しめ、ウイルス開発を成功させたのにも関わらず、無関係の人々を苦しめ続ける、あいつ等だけは絶対に俺の手で殺す。 それまでは、何があっても……どんな状況で、どんなに辛くても……俺は死ぬわけにはいかない。