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「お花畑論議」は怖くありませんか?

「お花畑論議」は怖くありませんか? 防衛費増額と同盟強化に反対する人がいるが、非武装中立論は「防衛費がゼロで、同盟なし」となり、戦争確率を高めるだけだ。 ウクライナには核兵器があった。しかし、いろいろあって核兵器を放棄した。今回のロシアの侵略行為をアメリカやNATOが手出しできないのはロシアが核兵器の使用をチラつかせるからだ。この状況を世界中が眺めているわけだ。 つまり、 「核兵器があると他国は手出しができない。たとえ、アメリカでも」 と学んでいるわけだ。すると、北朝鮮がどんな制裁を受けても核開発を続けるのが“正解”ということになる。 日本の野党は憲法第九条を守れば大丈夫と言うが、プーチンや習近平に通用するとは思えない。 もし、ウクライナが核兵器を持っていたら今回の侵略は起こらなかったらしい。とすると、日本の現状はどうなのか?核兵器どころか、通常兵器を充実させる防衛費の増額を野党は反対している。 かろうじて、プーチンの北海道侵略を思い留まらせている理由は「日米同盟」。ところが、野党はこの日米同盟さえ廃棄するのが日本のとる道と主張している。これは、自ら戦争を招き寄せていることを主張してい

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ユリの花が咲くころに

{4月}  ✳出会い✳ 「ふぁ…あ?」 4月、屋上で少年_向日葵はいつもどおり昼寝をしていた。 もう高校生になったというのに彼はまだ数回ほどしか学校に来ていなかった。 風が吹くたびに彼の金色に輝く髪をなでる。葵がそばに置いた青色の角張ったスマホが鳴る。そのアラームは下校の時間になったことを知らせる。その音と同時に屋上の扉が開き一人の少女が入ってきた。少女は迷わずフェンスにのぼり柵の向こう側へ行く。アラームで目を覚ました葵の目の前にいる真っ白な少女は葵をちらりと見た。 ――誰?これから死ぬっていうのに邪魔だなぁ。でも関係ないか。どうせ私に興味なんかない。―― 彼女はそんな事を考えていた。そしてまた赤い夕焼け空へと視線を移す。そばには靴がきれいに揃えておいてあった。少女を見た葵の耳はほのかに赤く、そして熱かった。 「……何してんの?お前。死ぬ気か?」 そう言うと、少女は驚いたように振り向いた。葵が話しかけてくるとは思わなかったようだ。そしてため息をついて言った。 「キミには関係ないでしょ。それに私が死のうと私の勝手」 その言葉を聞いた瞬間、葵は一瞬にして目を覚ました。そして、こう言った。

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