キョウダイセブン

テキスト

「石原裕次郎」と「マイトガイ、小林旭」はヒーローだった!

「石原裕次郎」と「マイトガイ、小林旭」はヒーローだった! 1960年代の日本の映画界に、石原裕次郎と小林旭という二大スターがいた。二人ともアクションが得意だった。小学生だった私たちは夢中になったが、映画の中で暴れまわる彼らが本当に喧嘩が強いとは思っていなかった。ダンスのように振付師がいて、こうきたらこう避けて、といった約束どおり演技をしているのは分かっていた。 ところが、1970年代に入って海の向こうからスゴイ映画が日本にやってきた。“燃えよ、ドラゴン”をご存じだろうか?ブルース・リーの大ヒット映画だ。彼は、白人しか主演ができないと思われていたハリウッド映画で初めて東洋人として主演をやった。 彼のアクションは、それまで見たことのないものだった。彼は俳優である前に、格闘家だった。彼の動きは俳優のものではなく、本物のカンフーの動きだった。 「もどき」ではなく「本物」だったわけだ。その後、ジャッキー・チェンや日本では千葉真一、真田広之などが活躍できる道を開いた人だった。 予備校業界でも似たような動きがあった。1980年代に、金ピカ先生(佐藤忠志)が現れた。彼は、派手なスーツに18金の腕時計や

「石原裕次郎」と「マイトガイ、小林旭」はヒーローだった!