
はじめに
私は、学生時代、英語が苦手だったのですが、社会人になって英語の必要性を痛感し、英語を勉強しようと思い立ちました。とはいえ、英語の勉強にお金も時間もかけたくなかったので、TOEIC900点突破を目標に、働きながら1年程度、独学で勉強して920点を取りました。
海外に行ったことすらないのですが(笑)、独学で目標を達成できたのは、英語の勉強と並行して、英語の学習法に関する文献もたくさん読み、勉強法を改善していったからだと思います。また、私の勉強方針として、小手先の受験テクニックに頼ることなく、真の英語力(聞いて理解する能力と読んで理解する能力)を伸ばすことを重視したのも結果としてよかったと思います。
勉強法について
それでは、私が最終的にたどり着いた英語の勉強法をご紹介します。
英語の効率的な勉強法の基本は、英語の教材を1つ決めて、それを完全にマスターするまで、①シャドーイング、②リーディング、③リスニングの3つを交互に繰り返すことです。教材をコロコロ変えずに何度も繰り返すことが重要です。
①シャドーイング
シャドーイングとは、英語の音声を聞きながら、その発音をできる限り正確にマネするというトレーニングです。シャドーイングする時は英語の意味を理解する必要はありません。また、全ての音声をとらえる必要はなく、可能な範囲で聞こえたフレーズを発音します。シャドーイングを続けることで、英語の発音が正確になっていくほか、リスニングの精度も上がっていきます。
②リーディング
リーディングは、黙読ではなく朗読をします。シャドーイングで覚えた発音をなるべく再現しながら読んでください。ただし、英文の意味を押さえつつ、その意味を自分で理解できるスピードで朗読します。したがって、最初はかなりゆっくり読むことになります。英文を読みながら英単語の意味も覚えていきます。
③リスニング
リスニングは、シャドーイングとリーディングの成果を確認するという感覚でやれば十分です。シャドーイングとリーディングを続けていれば、ネイティブの英語が少しずつ理解できるようになっていくので、それが勉強のモチベーションになります。私は、通勤中に電車の中で聞いていました。貴重な勉強時間は、シャドーイングとリーディングにあてた方が効率的です。
おすすめの教材
私は、Z会の速読速聴英単語を使って上記の勉強法を実践しました。
【おすすめの理由】
・シャドーイング、リーディング、リスニングの全てに対応
・文章を読みながら重要な英単語を効率的に覚えられる
・海外のニュースなどが題材になっているので、内容も興味深いものが多い
・見開きの左側が英文、右側が和文となっていて、全体的に見やすいレイアウト
・レベル別でシリーズ化されているので、自分のレベルに合わせて学習できる
私が使用したものは下記のとおりです。レベルが低いものから順に記載しています。全部新品で購入すると1万円を若干超えてしまいますが、節約したい方は中古をどうぞ。
速読速聴・英単語 Basic 2400
速読速聴・英単語 Core1900
速読速聴・英単語 Opinion1100
速読速聴・英単語 Business 1200
速読速聴・英単語 Advanced 1100
速読速聴・英単語 TOEIC TEST GLOBAL 900
おすすめの無料教材
速読速聴英単語を一通りマスターしたら、あとは無料教材を活用していきましょう。
【シャドーイングとリスニングにおすすめ】
TED-Ed(YouTube動画)
学生向けのネイティブ英語教材です。物理、医学、文学、歴史など幅広いテーマをカバーしていて内容も分かりやすいです。大人の私でも知らないことが結構あるので、英語以外の勉強にもなって一石二鳥です。
【リーディングにおすすめ】
BBC News
イギリスのニュースサイトです。TOEICはかなりの速読が求められるので、最終的には多くの英文を読んで語彙力と読解力を身につける必要があります。TOEICはビジネスやニュースをテーマにした出題が多いので、試験対策としても効果的です。
【リーディングにおすすめ】
Weblioポップアップ英和辞典
ブラウザの拡張機能(上記のリンクはchromeの拡張機能)です。BBC Newsなどのウェブサイトで英文を読みながら英単語を調べる時にとても便利です。このツールをインストールしておけば、調べたい英単語をダブルクリックするだけで、その場所に英単語の意味が表示され、発音を聞くこともできます。
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