雨宿り(第五話:最終回)虹の贈り物

第4話 - 第四章 ゆうきをだして

進藤 進2022/02/10 04:16
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いつのまにか、「あめ」は、あがっていました。

 

すると、ヒロシくんたちが、はいってきました。 

 

『なんだ、サトシじゃん。おっ、うまそう・・・。』

 

そういうが、はやいか、サトシ君からクッキーとジュースを、とりあげ、たべはじめました。

 

サトシ君は、うつむいて、なにもいえません。

 

ヒロシくんに、にらまれると、どういうわけか、いいかえせないのです。

 

『ちょっとぉ、なに、すんのよー・・・。』

 

「おんなのこ」が「もんく」をいうと、ヒロシくんたちは、はやしたてながら、でていきました。

 

『へーんだ、おまえら、ふーふ、かよ。』

 

そして、まだコンクリートのやまのそとから、「さんにん」で、はやしたてています。

 

『おんなのこ」はとびだしていくと、ぎゃくに、つかまってしまいました。

 

『いやー、たすけてー、おにいちゃんっ・・・。』

 

ずっと、したをむいていた、サトシ君は、そのこえをきくと、かってに、からだがうごいて、とびだしていきました。

 

『やめろーっ・・・。』

 

サトシ君が、たいあたりすると、ヒロシくんは、ころんで、なきだしてしまいました。

 

いつも、おとなしいサトシ君の、すごく「こわいかお」をみて、ほかのふたりも、にげてしまいました。

 

ヒロシ君もなきながら、そのあとを、おいかけていきました。