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「ダメな生徒なんかいない、ダメな指導者がいるだけです」。本当かな?

「ダメな生徒なんかいない、ダメな指導者がいるだけです」。本当かな? 「ダメな生徒なんかいない、ダメな指導者がいるだけです」“意志あるところに道は開ける”ということを教えてくれる映画(ビリギャル)ですが、どのような指導者と出会えるかも、人生を大きく左右する要素ですね。(名倉潔) 本当かな。この方、実際に生徒指導をされたことがないのだろうと思う。 私の塾ではチャットツールを使って、家庭学習中の疑問に無制限で答えている。勉強熱心な中学生の子は5科目にすいて、何でも、いつでも質問できるので喜ばれている。高校生の子も英語と数学で煮詰まったら質問できるので便利みたい。 ところが、勉強嫌いな子の中には塾に通う三年間一度も質問をしてこない子もいる。 塾には主要大学の過去問が北海道から沖縄まで用意してある。県立高校の過去問も北海島から沖縄まで準備万端です。だから、どの大学を受ける準備もできる。高校受験準備もいくらでもできる。 ところが、いいかげんな子はそれだけの過去問は必要ない。 それどころか、教科書を写せば済むような教科書準拠の問題ばかりやって 「私はスラスラ解ける。どの高校でも合格できるよね!!」

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なぜ日本は「一等国」になれないのか?

ファイブアイズをご存じだろうか? UKUSA協定(United Kingdom‐United States of America)に基づいた機密情報共有の枠組みの呼称。 締結国が英国、米国、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドの5カ国であることから「 ファイブアイズ 」と呼ばれ、通信傍受網で得た情報を分析・共有し安全保障に生かしている。 ロシアの侵略に対してウクライナが善戦している背景に欧米諸国の正確無比な軍事情報があると言われている。ファイブアイズの5か国は全て白人、キリスト教、英語圏の国だ。日本をファイブアイズに入れる話が出ているらしいが、違和感がぬぐえない。 人種と言葉は問題ではない。問題は「キリスト教」なのだ。私はアメリカで教師をしていて気がついた。イギリス、アメリカ、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドは他民族国家で政治家や起業家の中にも有色人種は多い。英語は勉強すれば日本人も話せる。 しかし、宗教の違いは簡単には克服できない。 日本は明治維新以来、西欧の進んだ技術を学んで科学技術の面では西欧諸国と並んだ。中国も同じ道をたどっている。しかし、日本も中国も西欧と決定的に

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