
投資マンションってご存じですか?
投資マンションとは、要するに、マンションの大家になることです。
① 銀行でローンを組んでマンションの一室を購入する
② マンションを賃貸して家賃収入を得る
③ 数十年かけてローンを完済する
ローン完済までは、
(ローン月額)+(マンション管理費)-(家賃)
を月々負担します。通常は数万円程度です。
ローン完済後は、
(家賃)-(マンション管理費)
が月々の収入になります。
私は、知人の紹介でどうしてもといわれたので、不動産業者から何度か話を聞きました。
結論として、「儲かるか?」という質問に対しては、「儲かるかもしれないし、儲からないかもしれない」としか答えられませんが、不動産について専門的な知識がないのであれば、安易に手を出さない方がよいと思います。
というのも、投資マンションには、下記のようなデメリットがあるからです。
① 将来別のローンを組みたくなった時に、ローンを組めなくなる可能性がある
② マンションの入居者がいなくなると、家賃収入が得られなくなる
③ マンションの価格が下がると、売却しても損をする
① 将来別のローンを組みたくなった時に、ローンを組めなくなる可能性がある
ローンは無制限に組めるものではありません。投資マンションという自分の生活に必須ではないもののためにローンを組んだせいで、将来マイホームなどを購入したくなった時にローンを組めなくなったら困りますよね。今はその予定がなくても、十年二十年先のことなんて分からなくないですか?
② マンションの入居者がいなくなると、家賃収入が得られなくなる
入居者がいなくなっても家賃収入が得られるという保険を付けられる場合もありますが、そのために保険料を支払わなければならないので、その分儲からなくなります。
③ マンションの価格が下がると、売却しても損をする
十年後二十年後の不動産価格なんて、素人には(おそらく専門家でも)予想が付きません。
特に注意すべきは、不動産業者は、上記のデメリットを過小評価して投資マンションを購入させようとしてくることです。投資マンションを売って儲けたいわけだから当たり前ですけど(笑)
私が話を聞いた不動産業者は、都心のマンションであれば、入居者がいなくなることはない、価格が下がることもない、と終始強調していましたが、問題は二十年後でもそういえるのかです。
日本は少子高齢化が進んでいますので、人口が減って都心でも不動産が余ってくるかもしれません。地球温暖化の影響で都市の一部が水没するかもしれません。我々が予想しえないようなライフスタイルの変化が起こって、マンション自体の人気がなくなるかもしれません。
あと、私が個人的に気に入らないのは、投資マンションの購入者は上記のようなデメリットを負担するのに、不動産業者はひたすら儲かることです。
① 購入者がローンを組んだ時点で、不動産業者は銀行からマンションの売却価格全額の支払いを受ける
② 購入後も不動産業者かその関連業者がマンションを管理するので、その管理費が不動産業者の月々の収入になる
③ マンションを売却するときも、不動産業者が売却手数料を得る
不動産業者にとっては売ったもの勝ちですね。そもそも、不動産業者が自分でマンションを貸し付けずに投資マンションとして販売するのは、なぜでしょうか?その方が不動産業者が儲かるからですよね。
何かしら資産運用を考えているのであれば、いきなり投資マンションを購入するのではなく、株式への少額の投資から始めてみることをお勧めします。
株式への投資であれば、
・ローンを組む必要がない
・少額から始められる
・インターネットでいつでも簡単に売買できる
・インターネット取引なら売買手数料も比較的安い
・儲かった場合でも税金が免除されるNISAという制度がある
不動産への投資に興味があるなら、REITという不動産を証券化した金融商品もあって、株式と同じようにインターネットで売買できます。そちらの方が投資マンションよりは手軽に始められるでしょう。
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