
ウェブやアプリのエンジニア、特にフロントエンド・エンジニアの方は、仕事でデザイナーとコミュニケーションをすることが多いと思います。また、エンジニアが副業などでウェブやアプリを自分でデザインすることも多いようです。そういう意味では、エンジニアがデザインも勉強しておくことは有意義だといえます。
デザインの勉強は、下記の順番で進めると効率的です。
① デザインの基本原則を覚える
② よいデザインと悪いデザインを比較・評価して感覚を磨く
③ Photoshopなどのツールの使い方を覚える
④ よいデザインを模写するなど、ひたすら手を動かす
⑤ 必要に応じて、より専門的な分野の勉強をする
上記のうち③以降は、プロのデザイナーを目指すなら必須のプロセスですが、かなりの時間がかかりますので、エンジニアの方は、まずは①と②を終えることを目標にすればよいと思います。
また、「ウェブ」デザインを勉強するには、まずはフォントや配色などグラフィックデザイン共通の事項を勉強してから、ウェブデザイン特有の事項を勉強すると効率的です。
以上の観点から下記の入門書6冊を選びました。読む順番も考慮して選んだので、記載されている順番で読んでいくと理解が早いと思います。
ノンデザイナーズ・デザインブック
デザインの入門書を一冊だけ選べといわれたら、この一冊です。デザインにおける4つの基本原則を説明したうえで、それを具体例にあてはめながら丁寧に解説してくれます。
デザイン入門教室[特別講義]
デザインの具体的な工程など、ノンデザイナーズ・デザインブックよりも幅広い内容を取り扱っています。
やってはいけないデザイン
初心者がついついやってしまう「やってはいけないデザイン」とその改善方法を具体例を交えながら解説してくれます。
なるほどデザイン
プロのデザイナーがデザインするときに何をどのように考えているのかを具体例を通じて知ることができます。
けっきょく、よはく。
既にご紹介した4冊でデザインの基本原則は学べますが、この「けっきょく、よはく。」は、基本は押さえているのに上手くいかない、という若干高度な内容を取り扱っています。
マテリアルデザイン
Googleが無料で公開しているウェブデザインのガイドラインです。このガイドラインを必ず守らなければならないわけではありませんが、ウェブデザイン特有の事項が網羅されているので、一度は読んでおくことをおすすめします。
残念ながらマテリアルデザインは英語版しかありません。英語が苦手な方は、こちらの記事もご覧ください。
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