
学校でアダルトサイト?
アダルトサイト視聴・閲覧制限を児童が解除、教員が想像できないトラブル続発…学習用端末
閲覧制限の突破、アダルトサイトを視聴、不正にログイン――。政府の「GIGAスクール構想」により公立小中学校で1人1台の学習用端末の配備・活用が進む中、学校現場では、教員たちが想像しなかったようなトラブルが起きていた。
学習用端末には通常、不適切なサイトを閲覧できないようフィルタリングがかけられている。しかし、同市が9月に各学校に行った調査の中で、フィルタリングを突破して、児童がわいせつ動画を閲覧していたことが明らかになった。市教委担当者は「子供たちにはネットのモラル教育を進めたい」と話す。
私は英語講師をしています。名古屋の河合塾学園、名古屋外国語専門学校など大規模校で講師をさせてもらったので多くの英語講師に出会いました。予備校、専門学校、塾などの募集要項を見れば分かりますが偏差値Bランク、Cランク水準の大学卒であれば採用されます。英検でいうと2級くらいから採用されます。
私は、名古屋の7つの大規模校で14年間英語講師をさせてもらいましたが旧帝卒の講師や英検1級所持の講師に会ったことがありません。その一方で、最近は帰国子女が珍しくなくなり中学生で英検1級を所持している子に会ったこともあります。
日本の学校でダンスが必修になった頃に、まるでコメディのような状況が日本全国で見られました。
日本ストリートダンススタジオ協会では、これまで教員向け研修会を全国で390回以上開催し、延べ2万人を超える学校教員の皆様にご参加を頂いてまいりました。ダンスが得意ではない学校の先生にとって、ダンス授業を実施する際に壁になるのは、あまり上手く踊ることができない自分が児童生徒に見本を見せなくてならないということと、自分で振付を考えなくてはならないということがあります。
1週間や2週間の講習会で素人の先生がダンス指導を行わなければならなくなったわけです。中学生でもプロ並みのダンスが踊れる子はいるわけですから、これは喜劇と言わざるをえません。
英検2級の講師が英検1級の生徒を指導する。プロ並みのダンサーの子を講習会を受けたアマチュアの講師が指導する。数学オリンピックに出場するような生徒を凡才数学教師が指導する。そういう笑い話のような状況が全国いたるところで今日も起こっているわけです。
GIGAスクール構想を文科省がぶち上げるのは結構ですが、小学生や中学生でもフィルターを外したりプログラムを組める生徒はいます。講習会を受けたパソコンの素人の先生が太刀打ちできるわけがない。ましてや、その対策が「モラル教育」ですから状況は絶望的です。
これでは語学の才能のある子の芽を潰してしまいます。ダンスの才能のある子の芽を潰してしまいます。数学の才能のある子の芽を潰してしまいます。対策は明らかで、才能のある子の指導ができるプロに指導を任せるべきなのです。
つまり、プロと呼べるレベルの語学の先生、ダンスの先生、数学の先生を連れてくればいい。ところが、学校は閉鎖的な社会。
酒井 政人スポーツライター
中学・高校の部活中に起きる事故の数は年間平均35万件にも達し、中には死亡事故に至るケースもある。スポーツライターの酒井政人さんは「高校の女子チアリーディング部の練習中、下半身不随の大ケガをした元部員が今年2月、学校を訴えました。事故の責任の所在を明確にし、部活に励む生徒の向上心に応えるためにも中高の部活の管理や指導は適切な“人材”を活用する仕組みを整えるべき」と訴える――。
素人の教師が指導する部活動というのは命に関わる重大事案だ。放置しておいて良い問題ではない。ヘタなダンスやエロ動画なら笑って済ませられても死亡事故も起こるクラブ活動は放置できるものではありません。
部活動は国際的に見て超少数派です。私の指導させてもらっていたアメリカのローガン中学校でも、もちろん存在しない制度です。午後2時半になったら生徒ばかりか教師も帰宅です。ダンスにせよ語学や数学にしろ、習いたい子はプロの指導を受けるために民間施設に向かいます。
朝から晩まで学校に縛り付けておく日本の学校は異常だと気づいてほしい。こんな制度では才能のある子たちの芽をつぶすだけです。中国や韓国に追い抜かれていくだけです。日本から頭脳の流出が起こるだけです。
教員免許が無いと学校に立ち入りを許さないような雰囲気の中では、この馬鹿げた状況が続きます。お役人に権限を与えておくと100年経っても状況は変わりません。保護者が政治家を動かして状況を改善するしかありません。
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