
最初は気づかなかった
それはほんの小さな灯火
それが何なのか
どういう感情なのか
理解出来なかったし
しようとも思わなかった
何度も季節を巡り
何度も苦しさを感じ
だんだんと小さな灯火は大きくなり
そして私の心を真っ赤な炎が心を焼け付くした
その時気づいた感情は
「憎悪」
自分の中にこんな醜く
燃え上がる程の憎しみがあったなんて初めて知った
何度も傷つき
何度も闇の中をもがき苦しんで
それなのに今、生きているその原動力が憎悪だった
憎悪を知ったからこそ
自分の心の醜くさを知ったからこそ
やっと本当の自分を知る事が出来た
いつも心では涙を流し
それでも明るく振る舞い
何事もないように生きてきた
少しづつ
騙される度に
裏切られる度に
小さな灯火は大きな炎になり
憎悪へと育っていった
誰かを憎まずに生きていくなんて絶対に不可能
深く傷ついた心は哀しみの後
いつしか憎悪へと変わっていく
愛で生きる方が美しく尊い
でも憎悪を持ちながらじゃなきゃ生きていけない事もある
今、私の心の中は憎悪を捨て
愛で生きて行こうとする想いが育っている
憎しみの炎を愛の炎に変えてくれた
とても大切な人
いつか私の心の憎悪が消えたら
あなたの傍に行きたい
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