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どうして塾は存在しているのだろう?(上)

塾はなぜ存在しているのだろう?(上) 私はアメリカのユタ州、ローガンにあるローガン中学校で教師をしていたことがある。その町には塾はなかった。大学受験のための予備校もなかった。 「なぜ、アメリカには塾や予備校が存在しないのか?」 日本には、どんな小さな町にも塾がある。何が違うのだろう? それは、アメリカと日本では価値観が違うからだ。ローガン中学校の生徒に将来どうしたいのか尋ねると 「ビル・ゲイツやスティーブジョブズのようになりたい」 と言う子が多かった。ガレージの一角で自分の好きなことをやりながら、世界的な大企業を作り上げた。そんな姿がカッコイイ、憧れなんだそうだ。 日本はどうか。自分の塾生に尋ねると 「トヨタのような大企業に就職したい」 という子が多い。寄らば大樹の陰らしい。ご存じのように、大企業に就職するには学歴フィルターを通り抜ける必要がある。 国内における 大企業 の 割合 は、約0.3%。 国内にある 企業 の総数は421万社ですから、「 大企業 数は約0.3%で、およそ1.2万社」「 大企業 以外の中小 企業 は約99.7%で、およそ419.8万社」と算出できます。 こうした

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英検1級と京大英語、どっちが難しいの?(3)

英検1級と京大英語、どっちが難しいの?(3) 「受験英語」 私の塾生は10年連続で「京大」に合格した。私自身も京都大学を7回受けた。30年以上受験指導をしてきたので「受験英語」がどういうものか日本一詳しいと自負している。母校は、名古屋大学「教育学部」です。 「資格英語」 合格したのは、英検1級、通訳ガイドの国家試験、ビジネス英検A級、国連英検A級、観光英検1級など。これだけの英語関係の資格を持っている人は少ないはず。専門学校で、英検講座を担当していたので資格試験では日本一詳しいと自負している。 「ネイティブ英語」 アメリカのローガン中学校で教師をしていたし、帰国後は教会にいるアメリカ人宣教師と話し、英会話学校でカナダ人、オーストラリア人、ニュージーランド人、アイルランド人、イギリス人と14年間話続けていた。ネイティブの発音には詳しいと自認している。 「英語講師の採用試験」 今まで勤務させてもらったのは、河合塾学園、名古屋外国語専門学校、コンピューター総合学園HAL、名古屋ビジネス専門学校、日本教育事業団、名門会、東海塾、TCC。英語講師の採用試験をこれだけ受けた人は少ないと思う。 その

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英検1級と京大英語、どっちが難しいの?(1)

英検1級と京大英語、どっちが難しいの?(1) 私は名古屋大学の教育学部出身で、別に英語の専門家ではなかった。しかし、中京地区で塾講師をするにはそれで充分な学歴だったので大学卒業後は深く考えずに英語講師をしていた。しかし、私はまだ20代前半で「これで十分」では困るのだった。どうせやるなら“一流”をめざしたい。 その時に考えたのは 「英語講師と名乗るのなら英語圏で暮らしてみるべき」 ということだった。そこで、お金をかけずにアメリカに渡るための試験を受けまくった。その中の一つに合格してアメリカのユタ州ローガン中学校で教師をすることになった。帰国したら、26歳で失業することが分かっていたけど若かったからね。 「何とかなる」 と旅立った。 帰国して自分の故郷で塾を開いて英語講師を始めた。結婚して自分の塾を建ててローンの返済が始まったので、生徒募集に真剣になった頃。 「どうすれば一流の英語講師と思ってもらえるのか?」 と、考えた。私の答えは「英検1級」だった。名古屋大学の学歴や、アメリカで教師をしていたという経歴だけでは安心できなかった。 それで猛勉強をして英検1級の他、通訳ガイドの国家試験、ビジ

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