第20話 - 1章ー2 獣人の王たち
光輝「は、はじめまして。姫井 光輝と申します。」
「俺はライオン獣人の国・ライオネルの国王レオニード=ライオネルだよ。よろしくね。」
そう言ったのは、黒髪と暗い褐色の肌が特徴の男性。自己紹介でライオンの獣人と言ったとおり頭にはライオンのものらしい耳がはえていて、ライオンのしっぽもあった。
「次俺な!はじめまして、みつきちゃん。俺は、虎獣人の国・ティガニアの国王のフー=ナミル=ティガニア!よろしく!」
次は、レオニードさんとは見た目も中身も対照的なひとから挨拶された。オレンジと金色の2色の髪が眩しい。虎獣人だから、虎の耳としっぽもある。...元気でいわゆるチャラい感じのひとだな。私は、苦手かも...
「...ルー=ガルウ=ヴォルフィード。狼獣人の国・ヴォルフィードの国王。」
最後に挨拶された男の人は、白い髪が印象的だった。狼獣人ということで、やはり狼の耳としっぽがはえていた。