第28話 - 第ニ集③ 幼なじみ
「紫苑!久しぶりやな!」
紫苑が本家の廊下で休んでいると、1人の青年に声を掛けられた。
紫苑「あら、癒良!久しぶりね。」
声を掛けてきたのは紫苑の2歳年上の幼なじみで、遠縁の親戚である安倍 癒良(ゆら)だ。癒良は傍系家系のうちの一つである大阪分家の次期当主で、女性のような名だがれっきとした男。癒良と癒良の母は攻撃術のほか、紫苑や清秋が苦手な治癒術も上手く使える陰陽師だ。
紫苑「癒良の誕生日以来だから、1ヶ月くらい会ってないよね?」
癒良「せやな。元気しとった?」
紫苑「元気元気!元気すぎるくらいだよ笑」
「あ、あと5分くらいではじまるよ!そろそろ行こっ」