学校に見捨てられた“落ちこぼれ”と、学校の授業が役立たないと知った“浮きこぼれ”の方はどうすべきか?(3)
通信教育の添削者も、教師、塾講師と同じで、旧帝レベルを受験する子を指導できる人なんて、ほとんどいない。
50代の時に、高校生と一緒に「京都大学」を7回受けてみた結果。
平成18年、20年(文学部) 正解率の平均 66%(受験英語)
平成21年、22年(教育学部) 正解率の平均 76%(資格英語)
平成24年、25年(総合人間) 正解率の平均 79%(ネイティブ英語)
10年ほど前から、密かに Youtube ブログ Facebook などで、京大受験生の通信添削を始めた。すると、Youtube は50万回再生、アメブロ「受験生」ランキング1位になり、北海道から九州まで添削依頼があり、10年連続で京大合格者がでた。そのうち4名は医学部医学科合格だ。
私のような存在は、他にもみえるはず。ただ、ネット社会が普及する10年前なら誰にも知られなかった。グルメブームになり、以前なら北海道の北の果てにしか売っていなかった美味しいパンも、ネットでお取り寄せができるようになった。
あなたの食卓は、イオンで埋まっていますか?私は、普段はそうです。でも、彼女にプレゼントしたり、食事に連れていくような重大事のときは違います。受験も同じようなもので、学校や河合、駿台、トライの家庭教師しか頭にないなら、それでもいいと思います。
でも、世の中には北は北海道から、南は九州・沖縄まで美味しいものを求める人たちもみえます。受験でも、
「どこかに良い講師はいないものか」
と、探してみえる方も多いのです。そうでなければ、ネットに公開しただけで、三重県の無名の小さな塾など探し当てることができません。
私は、病気の年老いた母がいるので、この地をしばらく離れることができません。もしかしたら、生涯この三重県の片田舎にいるかもしれません。でも、今はそれでいいし、ネットで北海道から九州まで通信生の方にいてもらえるので、十分です。
どうして、地方のグルメ店は大規模化しないのか。それは、明らかではないのでしょうか。良い減量、良いシェフの数は限られているから。大規模店のように、工場で仕上げたレトルト品を店のバイトがチンするだけでは、美味しいものが提供できないから。
塾だって、同じなんです。都市部で撮影した動画授業を見せるだけなんて、もう無理。だからといって、本気で受験を考えている高校生を指導できる人材なんて、ほんの一握り。
思い出してほしい。同級生でトップクラスの学力があった方は、今どうされていますか?医者、弁護士、研究者、官僚・・・。つまり、教師や塾講師になっていないはずなんです。
なのに、どんな小さな町にも塾がある。おかしいでしょう。たとえ、京都大学を卒業した珍しい講師だとしても、医学部以外はボーダーが65%程度だから、京大の過去問を7割も解けたらいい方というのが実態です。
才能のある子たちが猛練習して競争するのが、難関校の受験です。一歩前に出るには、情報を集めることも大切なこと。日々状況は変化していく。「こうしたら合格できる」というような、固定した方法などあるはずがない。
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