なぜか異世界に幼女で転生してしまった私は、優秀な親の子供だったのですが!!〜神託の章〜
第5話 - 異世界にも学校ってあるの!?
「さ、朝ごはん食べ終わったら学校に行ってらっしゃい」
「が...学校!?」
朝食を終えた私は、その言葉に驚いていた。
(異世界にも学校ってあるんだな...、でも私...、ここの学校がどこにあるのか知らない...)
少し恥ずかしいが、聞くしかないと思い、母さんに聞く。
「母さん、実は私学校の場所忘れちゃった...」
すんごい恥ずい!、自分の通う場所を忘れるなど認知症というレベルではない、ただの間抜けだ!。
赤面しながらも、恥ずかしさに耐えて質問するのはなかなか羞恥レベルが高かった。
母さんは困ったように、頰に手を置く。
「あらあら、カリンちゃんたら、学校の場所まで忘れちゃったのね...、でも大丈夫、今日は母さんも一緒について行ってあげるわ」
突然の提案に驚いたが、他に良さそうな案が思いつかないので、仕方なく頼むことにした。
母親に連れて行ってもらうことに、多少の抵抗はあったが、状況が状況なので仕方ない。
少しでも早く、この世界の常識などを覚えなくてはと奮闘する私だった。